せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

20210307 TrySail “Double the Cape” Day.2

TrySailの2日間がおわりました。

本当は日記としてちょろっと書くつもりだったんだけど、思いのほか言葉が溢れてしまったのでちゃんと書きます。


初日↓

 

 

概要

  • 公演名:LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape” Day.2
  • 日 時:2021年3月7日(日)15時30分開場/17時開演/19時47分終演
  • 会 場:東京・国立代々木競技場第一体育館
  • 出 演:TrySail
  • 形 式:1席開け(原則着席だが立ちも可、発声や激しい動きは不可)

 

セットリスト

「※」がDay.1との変更点
~朗読劇~
01.Sail Out
02.BraveSail
03.WANTED GIRL ※
~MC1~
04.パーリー☆パーティ
05.Truth.
06.CODING
~MC2~
07.あかね色
08.azure
09.明日も晴れる
~MC3~
10.うつろい
11.ごまかし
12.かかわり ※
13.High Free Spirits
~MC4~
14.whiz
15.バン!バン!!バンザイ!!!
16.Sunsetカンフー
17.adrenaline!!!
MC5
18.Free Turn
~Encore~
19.Youthful Dreamer
20.僕らのシンフォニー ※
~MC6~
21.この幸せが夢じゃないなら

 

 

感想

 

先に断っておくと、いつも以上に「俺の話」なので、レポ的なことを期待している人はすまん。でも、俺のブログだから俺の話をさせてください。

 

 

今日は後ろのほうの席だったので、会場全体が見渡せてとても良かった。絶景だったなぁ。

 

今日の朗読劇は5年後の未来の話だった。5年なんてあっという間だろうな。

今更ながら昨日の朗読劇を思い出してみると、3人の関係性が崩れることへの不安を5年前の麻倉さんが言っていたのはすごく深い意味があると思っていて。最近はところどころで言及しつつあるけど、この3人は最初から仲が良かったわけではなくて、特に麻倉さんと雨宮さんの相性が云々みたいなことも笑い話として話したりしていて、そういうのを敏感に感じ取ったり調整したりするのって麻倉さんだと思っていて。

もしかしたら、5年前の麻倉さんがリアルに感じていたことが台詞として出てきたのかな、とか。

それに対して、今の雨宮さんが「この3人って凄いんだから安心しろよな!」みたいなことを言っていたのも印象的で。その言葉を聞いて、3年前の5月に喉の不調でステージをふたりに預けたときのことを思い出しちゃったんだよな。上の麻倉さんと同じで、この台詞を雨宮さんに言わせたのも必然だったと思うんです。

そんなこんながあったTrySailだけど、5年後は月でライブをやるらしい。楽しみですね。

 

 

夏川さんきっかけだったかな、中盤のMCで代々木第一体育館はスフィア姉さんのステージをたくさん見てきた会場」という話が印象的で。

昨日の感想ブログでは書かなかったけど、スフィアを追いかけてきた私も、ヨヨイチでのライブが決まったときから同じことを思っていました。TrySailがパシフィコなら、スフィアはヨヨイチなんですよね。

昨日の冒頭MCで、これも夏川さんだったと思うんだけど、「ヨヨイチはTrySailワンマンとしては初めてだけど、この会場も、パシフィコみたいに"TrySailのモノ"にしてやる気持ちでパフォーマンスします」みたいなことを言っていて。

その言葉と今日の言葉って、同じ気持ちから発されたものだと思うんですよね。先輩を食ってやろうじゃないけど、それに似たものというか。それよりももっとあたたかくて、尊敬の念がこもった自信みたいなもの。

 

そして、最後の挨拶では、またしても夏川さん(夏川さん良いこと言うんだもん……)が「ライブは"ただいま"と"おかえり"を言い合える場所。それを守っていきたい」「今日ここにきた人も、来なかった人も、来ないことを選んだ人も、また来てください!」と言っていて。

 

スフィアみたいな挨拶だなぁと、思ってしまったんですよね。

 

思えば、私がスフィアのライブに行き始めたのも、スフィアが5周年のときだった。
そのときのスフィアと同じくらいの時間をTrySailは歩んでいて、スフィアに負けないくらい、そういう言葉に重みと説得力を持たせられていることが、純粋にカッコよかったなぁ。

 

スフィアは私に手を差し伸べてくれるけど、それでも私にとってのスフィアは、そういう優しさも含めて敵わない存在、言うならば「背中を追いかける存在」です。昨年の全曲ライブで、トロッコに乗ったスフィアの背中を見て「見たかったのは、見てきたのはこの景色だ」と感じました。

 

じゃあ、TrySailはどんな存在なんだろう。

 

ずっと、ステージの上に立つ3人を応援したいと思ってきた。目を合わせるのではなく見上げるような、手を振り合うのではなく拍手を送るような、そんな関係性であろうとしてきた。

でも、もしかしたら変わっていくのかもしれないですね。彼女たちが、ステージの上に私を引っ張り上げようとしてくれているのかな。それとも客席に降りてきてくれているのかな。

 

 

最後に歌った『この幸せが夢じゃないなら』にある、

"カタチ"なくても "名前"なくても ここにしかない日常だから

という歌詞を聞いたときに、ある言葉を思い出した。それは、スフィアがとあるツアーを終えた2017年末の『こえ部 vol.11』で、さけとめさんが書いていたこの言葉で。

僕は、そこから見える景色そのものを<スフィア>だと感じていた。僕自身が立つこの客席の片隅から見える、彼女達が笑っている景色そのものが僕にとっての<スフィア>だった。色んな人がいて、色んな人が支え、繋いできたこの景色こそ、僕が<スフィア>と呼べるものだった。どんな言葉でも表せない、僕にとっての唯一無二。

だから僕はその景色に名前を付けることにした。その景色の名前が「スフィア」だった。

当時の私はこの言葉にものすごく共感したんだけど、もしかしたら、今日見えた景色や、これから見る景色のことを「TrySail」と呼ぶ日が近いのかもしれないね。

 

最後の挨拶で、雨宮さんが「(客席を指差して)お前もお前もTrySailだ!」と言っていたんだけど。

あのね、さけとめさんが景色に「スフィア」と名付けた2017年のスフィアツアーのタイトルって、「We are SPHERE!!!!!」なんです。「私たち、スフィアです!」なんです。

TrySailのライブに「We are SPHERE!!!!!」を思い出したこと。雨宮さんが「お前がTrySailだ」と言ってくれたこと。この代々木第一体育館で、ずっと追いかけてきたスフィアと、ずっと同じ時間を歩んできたTrySailがダブって見えたのは偶然じゃない気がしていて、そう思うとワクワクが止まらないんだよな。

 

 

楽しい、だけじゃなくて、特別な2日間になりました。

これから自分にとってのTrySailがどんどん変わっていくような、そんな不思議な予感と、その予感の心地よさ。TrySailが変わっているのか、私が変わっているのか、その両方なのかはわからないけど、この胸の高鳴りを感じながらこれからもTrySailを応援し続けていきます。

 

5周年、おめでとうございます。そしてこれからもよろしくね!