せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

20190928

キ上の空論 キ上の空論#11 紺屋の明後日 | Confetti [チケット情報満載]

  • 黒沢ともよさん目当てで行ったが、先日観た「タイプ」に出演していた藤原祐規さんや、「福島三部作」に出演していた春名風花さんも出ていた。
  • お話的には重めの題材で、ざっくり言うと人殺しの話だった。
  • 21年前に「そこにいたから」という理由で同級生の女の子を殺害した男が出所し、名前を変えて新しい人生を歩むのだが、過去が完全に無くなったわけではなく、その罪を抱えながら生きている様子を、彼の周りに生きる人の視点で描いていく。
  • そこに、21年前と酷似した事件が発生し、彼が疑われるのだが、実際に殺したのは彼ではなく、殺された女子生徒の担任だった。
  • 担任の殺害理由は「女子生徒と仲のいい男性に惚れており、彼に近づくため」という、21年前とは対照的にめちゃくちゃ具体的な理由があった。
  • 人殺しは当然良くないことなのだが、それを懲役という形で償っている人を、どこまで「普通の人」として見るのか……みたいなテーマだったのか、それとも「許してあげようよ」的なメッセージだったのか、それとも逆に「狂ってる奴はマジで狂ってる」という主張だったのか。
  • 分からないが、抽象美術を使い、場面転換もなく、「PHASE:01 ○○視点」という映像とともにシームレスに展開されていく演出はめちゃくちゃ良かった。
  • 笑いどころも比較的多めで、それが逆に「人を殺した人が生活に馴染んでいる」感を強めていたようで、不気味ですらあった。
  • 役者さんは本当に素晴らしかった。めちゃくちゃ「そこに生きていた」。皆、息づかいを感じる芝居をしていたと思う。とても良かった。

 

Bee side Sea side LIVE TOUR | UNISON SQUARE GARDEN

  • USGは、夏にB面アルバムをリリースしたことを受け、9月から12月にかけてB面ツアーを開催しているのだが、それの前半は「U-side」と銘打たれたFC会員限定公演である。
  • 私は10/5の浜松公演を購入していて、前半はそれだけでいいやーと思っていたのだが、追加募集みたいなことが複数回アナウンスされたので、もう欲しい人は買ってるってことだろうと思って今日の公演も追加購入した。
  • これまでもFCライブではいつも以上に好き勝手やってきたバンドであるが、今回もだいぶ酷かった。
  • ライブの中盤、突然斎藤さんが「U-sideコーナァァァ!!」と叫んだかと思うと、BGMとして「1/6の夢旅人2002」が流れ始め、スタッフが舞台袖からダーツを持ち込んできたのである。
  • 曰く、「年会費を5000円も払って、定期的に謎の4コマ漫画(FC会報に斎藤さんが連載しているやつ)を読まされている皆さんに、何かしてあげられないかと」思案した結果のコレらしい。なんやねん。しかも貴雄が「1/6」歌い始めるし。なんやねんこのおじさんたち。
  • ダーツを投げ、奇数に刺さるか偶数に刺さるかで歌う曲を決めるとのこと(間に刺されば安室奈美恵を歌う)。実質TrySailの2ndライブである。
  • 結果奇数に刺さり、1曲歌い、よしよしと思ったら、再び「U-sideコーナァァァ!!!」。今度はサイコロが出てくる。いよいよ「水曜どうでしょう」である。
  • そして、今度はサイコロの出た目によって曲を決めるという。実質TrySailの3rdツアーのサイコロトークである。
  • 結果「4」の目が出て、あろうことかニューシングルのカップリングである「ぼくたちのしっぱい」(ライブ初披露)(スタッフも数人しか聞いたことない曲)が当たり、慌ててステージ上で練習し始める田淵さん。「どうせ失敗しても誰もわからないよ」と開き直る斎藤さん。ニコニコ笑顔の貴雄。そしてイントロでミスる斎藤さん。まさに「ぼくたちのしっぱい」である。
  • まぁ、そんなこともあったが、B面限定ライブでここまで強いセトリを組めるのはカッコよかった。もちろん、B面という性質上ある程度バラード曲が多くなるので汗はかかないが、斎藤さんと田淵さんのハモりを堪能できるし、貴雄が叩くバラード曲のドラムはめちゃくちゃカッコいいし、満足度は高い。
  • 来週の浜松は割と良い番号だし、行ったことはないが良い箱という噂を良く耳にするので楽しみである。
  • おわり。明日は大事な日です。