せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

20151226電波教師

2015年12月26日になかのZEROで開催されたイベント、「『電波教師』YDスペシャルイベント ~冬季特別講習~」。

出演者は、鑑純一郎神谷浩史さん、叶美奈子雨宮天さん、柊暦三森すずこさん、式島切子田所あずささん、荒木光太郎豊崎愛生さん、第1クールOP担当TrySail、第2クールOP担当スフィア。
そしてスペシャルゲストに原作の東毅先生。
司会はニッポン放送吉田尚記さん。


開演 17:31
終演 20:10

イベントタイトルの通り、チャイムが鳴ってイベントスタート。
「苗字にYとDが入っております」と言いつつ、吉田さんが鑑先生のコスプレ姿で登場。
続いてキャストも登場。
下手から、吉田神谷雨宮三森田所豊崎の順。
雨宮さんは茶色のハットに白セーター黒パンツ、豊崎さんは大人っぽい黒の衣装にデニール低めの黒タイツ。

簡単に挨拶を済ませる。
神谷「現場でキャスト陣とほとんどしゃべったことがないから、何喋ればいいのかわからない!」
雨宮「私は神谷さんと話せたと思っていたんですけど…」
神谷「雨宮さん、綺麗で、歌も歌ってるから音楽に造詣が深いと思っていたら、900円位のイヤホンで音楽聞いてたんですよ。しかも『これでも聞こえますよ』って」
雨宮「前は、センター試験で配られたのを使っていました」
神谷「それで、僕がつけてたのをあげました」
といったエピソードも。

・1時限目「歴史~YD文化の発展と歩み~」
つまり、心に残っているシーンを挙げていくコーナー。

まず、雨宮さん。
挙げたのは、鑑先生が美奈子に「うさぎ」と話しかけ、美奈子を勇気づけた張本人が鑑先生だと分かったシーン。
雨宮「鑑先生は、最初は『なんだこの人は!?』と思いますけど、ずっと黙っていて最後にはサポートしていてくれたことを話していて。カッコイイと思いました。なんだかんだ名言とかカッコよくて。あんな先生なら、私ももう少しちゃんと学校に行っていたと思います」
吉田「声がおかしくなるシーンとかもありましたね」
雨宮「家で、がらがら声の練習をしました。どのキャラが喋ってるかわかるけど、がらがら感が出るように」

次は三森さん。
挙げたのは、先ほどの雨宮さんのシーンの直前で、3人衆に対して鑑先生がいろんな仕返しをするシーン。
神谷「暦出てこないけど?」阿良々木のほうの暦かと思ったのは内緒。
三森「私プロレス好きなんですけど、プロレスを見てるようで。ヒールがやられそうなところから、たたみかけて巻き返す感じが」

3番目は田所さん。
「退学しても死なないけど、生きがいをなくしてしまったら私は死んでしまう」と切子が言うシーン。
田所「切子のことをフィーチャーしてもらった回です。このシーンをキッカケに、切子が変わっていきました」
吉田「この後に歌のシーンがありますが?」
田所「その歌はアフレコ開始前にレコーディングしました。アフレコを進めていくうちにキャラが掴めていくこともあるので、後に『思っていたキャラと違う』と思ってしまうかも、と不安でしたが、原作のページを開きながらレコーディングしたので、(アフレコ前後で想像していた切子のキャラと)それほど差がなくて良かったです」

4番目は豊崎さん。
ルーチェがファーストを突き刺し、「僕の名前は荒木光太郎」とクラスメートに暴露するシーン。
神谷「光太郎は、いちばんフィーチャーされた生徒でしたね」
豊崎「光太郎に対しては、ゲーム内の相棒でもありクラスの生徒でもあり、鑑先生にとっての動機が多かったですからね」
神谷「先生としてではなく、いち人間として動いているような」
吉田「難しいキャラだったと思いますが、どんな意識でしたか?」
豊崎「あえて考えずに、『可愛いのが好き』『引っ込み思案』『ゲーム内に居場所がある』という特徴のある、ひとりの人として考えました。型にはめちゃうと変わってきちゃうと思ったので、あえてフラットに。このシーンの最後で、鈴音ちゃんが最初に手を差し伸べてくれて、このあとクラスで上手くやっていけるだろうなぁと」

最後は神谷さんが2つ。
1つ目は、「さて、授業を始めるか!」という鑑先生の台詞をひたすらつなぎあわせた動画。
神谷「スイッチの入る瞬間が、彼がいちばんカッコイイです。これを言ってなくても、どこかでスイッチの入る瞬間はあるはずだから、そのスイッチを監督と確認し合いながらアフレコを進めていきました」

2つ目は、鑑先生が鈴音にいじめられるシーンをひたすらつなぎあわせた動画。
神谷「彼にとっての素やカッコ悪い部分を確認する作業が、鈴音とのシーンでした。これがないと、ただの良い人になってしまうので」


一旦キャスト陣が退場し、スクリーンにはアニメのダイジェスト映像。
その後、吉田神谷三森田所の順に再登場。
そして、ここでサプライズで原作の東先生が「中野のドンキで買ってきた」紅白の全身タイツ(胸に「寿」のプリント)で登場。
東「どうも、松井玲奈です!」
神谷さんが東先生に容赦無いバッシングを浴びせるなど、吉田さん含め同い年の3人のおじさんはかなり仲良さそう。
吉田「よくアフレコにも来てたんですよね」
田所「『川越で買ってきた!』と言って、よくドーナツを差し入れしてくれたんですけど、私、その日のアフレコ前に近所のコンビニで買っていたのを見てて。それから、東先生が嘘つきにしか見えなかったです。それが言えなくて、ずっと心に秘めていました」
そんな感じで、原作者が来たのに作品トークに進まず、時間が来て次のコーナーに。


・2時限目「音楽」
つまり、ライブコーナー。
TrySailの『Youthful Dreamer』、スフィアの『vivid brilliant door!』が立て続けに披露される。
TrySailは1stライブの時の、アイスクリーム屋の衣装。
スフィアはMVの衣装。
それぞれMCなしで退場。


・3時限目「美術~YDアートの手法と実践~」
イラストコーナー。
吉田さん、東先生、神谷さん、三森さん、田所さんが登場。

鑑鈴音役の松井玲奈さんからのビデオメッセージ。
温泉回がなかったのが心残りなので、キャスト陣に「こんな温泉回があったら」といったものを描いてもらい、最多得票だった作品を東先生に描き下ろしてもらいたい、という内容。

キャスト3人が描く間、東先生はライブドローイング。
喋ったりリアクションしたりしながらも、3分間で鑑兄妹のイラスト(それぞれ1枚ずつ、計2枚)を仕上げていました。
「4週先まで描き上げてある」と誇るだけあって、さすがの速筆。

発表したイラストは、
三森:温泉だと思ったら魚介系つけ麺のつけ汁だった
田所:ずっとお花畑
神谷:Aパートはバス、Bパートはモザイク
というもの。
拍手判定の結果、三森さんが半数近くを獲得して優勝。
完成したイラストは、WEBで公開するとのこと。
田所「みんなそんなに裸みたいの?」
観客「見たーい!」
田所「やだもー、しょーじきー!」

※2016年2月2日追記
1月31日のアニメ紅白にて、松井玲奈さんに実物のイラストが届けられたそう。



・4限目「社会~YD生活の基礎知識~」
実際にあるユニークな校則を、チーム対抗で当てていくクイズコーナー。
TrySailとスフィアのメンバーも登場。
衣装は歌唱時とは違っていました。
TrySailの残り2人はニット風、スフィアの残り3人は比較的大人っぽい感じ。

チーム分けは、電波教師チーム、TrySailチーム、スフィアチーム。

Q「学校に漫画を持ってきてはいけないが、〇〇な場合は認める」
戸松豊崎「えっちぃことしか考えられない」
TrySailチームは、雨宮さんの案に2人が「それ良い!」と言ってるような。
高垣さんの「安心してください、健全ですよ」という言葉と共に、各チームの回答オープン。
スフィア「マンガ家(志望)」
電波教師「お母さんが買ってくれたもの」
TrySail「学校に来るのが憂鬱」
答えは、「先生に貸す」で全チーム不正解。

Q「バレンタインのチョコは〇〇なので、食べてはいけない」
高垣さんが「私そこまで言ってないよ!」と言うも、戸松さんが回答を記入。
スフィア「もらえない人がみじめ」
電波教師「手作りの可能性あり。大腸菌や鼻血の危険性があるので」
TrySail「不染(ふけつ)」
TrySailの「ふけつ」は、正確には「染」の「木」が「糸」に。ナンスさん…。
スフィア「誰もとめなかったの?」
麻倉「ここでナンちゃんのかわいさをアピールしとこうと思って」
高垣「今日は(ミュージックレインの)社長来てるんで!」
豊崎「大丈夫、お芝居はちゃんとできるから!」
答えは、「毒が入っているかもしれない」で、電波教師チームとTrySailチームにポイント。

Q「授業中ヘラヘラしてはいけないが、〇〇は許可する」
TrySailチームは、雨宮さんがトークをリード。
時間切れ直前に、麻倉さんが「あ!愛想わr」とマイク無しで叫びかけ、慌てて自分で口を押さえるシーンも。
電波教師「にこにこ」
TrySail「愛想笑い」
スフィア「引き笑い」
吉田「麻倉さん愛想笑いなんてするんですか?」
麻倉「そりゃ、社会を生きていく上でするときもありますよ!私も20歳過ぎてますから、時には。今とか!」
一同「!?」
麻倉「あ、言葉の綾でした~」
答えは「大声で笑うのは」。
電波教師チームは、三森さんが「にこにこ」と書かれた紙を縦にして、「に」の部分をマルで囲み、笑ってるかのような顔文字を作り上げて、ポイントゲット。
スフィアチームも、「さんまさんは笑い声がでかい」とゴリ押ししてポイントゲット。

Q「服装違反の者は、半年間〇〇をする」
やはり雨宮さんがトークをリードするTrySailチーム。
夏川「このふたり嫌だ~」
吉田「どうしたんですか?」
夏川「ふたりの回答に、若干引いています」
吉田「じゃあ、TrySailチームは答えをいくつ書いてもいいですよ」
そして、大笑いしながら議論を進めていくスフィアチーム。
電波教師「手ブラで来る」
TrySail「裸で登校/裸踊り/丸坊主
最後だけ夏川さんの案。
スフィア「とにかく明るく履かずに登校する」
寿さん作のとにかく明るいイラスト付き。
答えは「教頭と交換日記」で全チーム不正解。

最終問題は、お決まりの40000ポイント。
Q「〇〇またはそれらしき人物に対する言葉態度に十分に気をつけ、我が校の印象を良いものにすること」
麻倉雨宮「これしかない」
夏川「私は書いただけです。あ、もうひとつ書いてもいいですか?」
吉田「OKです」TrySailに甘い吉田さん。
やっぱり笑いながら回答を練るスフィア。
電波教師「PTA役員」
スフィア「神様」
全身タイツの東先生(事前の「原作者は神様だぞ!」という発言を受けて)のイラスト付き。
TrySail「権力者(麻倉雨宮)/PTA(夏川)」
答えは「金持ち」。
TrySailチームと、「原作者は金持ち」という理由でスフィアチームにもポイント。

合計は、20-40010-40010となり、TrySailチームとスフィアチームが同点に。
寿さんの「もう、ミュージックレインチームの優勝で!」という発言を受け、両チームに合わせて12個×5箱のドーナツがプレゼントされる。


一旦キャスト陣が退場し、原作情報等のインフォメーション。
その間にスタンドマイクが準備される。


・朗読劇
東先生書き下ろしの脚本。
下手から、神谷雨宮三森田所高垣。
高垣さんは今日はスフィアとして呼ばれたが、アニメにもティム・バーナーズ・リン役で出演していたため朗読劇に参加。

朗読劇の内容をざっくり。
大晦日、冬コミ3日目。
壁サークルとして参加する天上院騎咲先生のお手伝いのために集まった面々。
そこに、理事長の柊暦が大きな風呂敷を持って登場。
その中身は、様々なコスプレ衣装。
みんなでコスプレ姿で売り子をしよう!という鑑先生の提案を受け、衣装を準備してきたとのこと。
鑑先生は好きなアニメの妹キャラ(鈴音)。
ティムは双子の姉のアイドル(小宮流)。
美奈子はツインテール(マキナ)。
切子は漫画家(騎咲)。
光太郎はサッカー部(七海)。
暦が「大晦日ですから、私は紅白に出ないと」と言うと、スクールアイドルみたいなシルエットがスクリーンに。
結局多くの違反事項に触れてしまい、販売停止と運営に言われてしまったタイミングで「コミックマーケット89、3日目開始です」のアナウンスがかかり、朗読劇終了。

このアナウンスは戸松さんが事前に収録したそうだが、「コミックマーケット893日目」と最初読んでしまったらしい。


全員が登場し、最後の挨拶。
さすがに最後は東先生も普通の服装に着替えていました。

寿「電波教師がなかったら『vivid brilliant door!』も生まれなかったので、作品に感謝したいです」
夏川「『Youthful Dreamer』は私達のデビュー曲でもあるので、電波教師のイベントで歌えて嬉しいです」
東「自分としては、もうやり残したことはありません」
豊崎「大事な土曜日にお越し下さりありがとうございました。電波教師を見ていたキャラと同世代の子たちが、『週明けにちゃんと学校行こう!』って思ってくれたら嬉しいです。東先生は『やり残したことはない』とおっしゃっていましたが、私はまだまだ光太郎くんとして話す機会があることを楽しみにしています」
田所「イベントでまた切子として話せて嬉しいです。アフレコ時はなかなか話せなかったけど、キャストの皆さんとの距離が縮まったような気がします」
三森「オンエア見ていて、こんな先生が増えたらいいなと思いました。年の瀬にイベントをやれて良かったです。あと、私が考えたシチュエーションのイラスト化も楽しみです」
雨宮「電波教師の作品イベントをやるのは(3月のアニメジャパンを除けば?)初でしたが、楽しかったです。1話で鑑先生の最初の授業を受ける、重要なキャラである美奈子を演じられて、元ヤンとかがらがら声などの難しい演技もあって、やりがいを感じていました。美奈子は東先生のお気に入りキャラだそうなので、また美奈子が登場したり演じたりする機会があると良いなと思います」
神谷「電波教師のアフレコの時期は過酷でした。というのも、午前中に収監され(監獄学園)、午後にこちらの収録があったので、もがいていたら終わったような感じでした。東先生の作品の持ち味は他にもいっぱいあって、それが夕方枠ということもありどうしてもソフトに描かざるを得ない部分がありました。そんな部分を、深夜アニメでもいいので、『これが東毅の作品だ!』とやってほしいです。でも、東先生は『やり残したことはない』んですよね?」
東「そんなことない!あれは綺麗に終わらせようとしただけで、あと5~6年は描けます!」
神谷「ということなので、これからも電波教師の応援よろしくお願いします!」



以上です。
最後のコメントで話せなかったメンバーもいるので、ミュージックレインメンバーのブログをべたべたと。
麻倉さん→こちら
雨宮さん→こちら
夏川さん→こちら
寿さん→こちら
高垣さん→こちら
戸松さん→こちら
豊崎さん→こちら

スフィアとTrySailが初めて同じステージに立つイベントだったけど、そこを強調するわけでもなく、あくまで作品イベントとしての色が濃かった印象。
そうあるべきだとは思ってたんで、そこは安心というかなんというか。
TrySailの直後にスフィアがパフォーマンスすると、凄みや貫禄を感じました。
クイズコーナーでは、TrySailは雨宮さんがリード、スフィアはとりあえず最初に高垣さんがボケて皆で笑うシーンがよく見られ、それぞれのグループらしいなと思いました。
あと、光太郎の役作りについての豊崎さんの考え方や、神谷さんの「スイッチ」観は、なるほどなーと思いました。