せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

20220629

  • 水曜。仕事。出社。暑い。
  • 仕事で待ちの時間をつくれたので、当日券を購入してライブに行ってきた。「LAWSON presents 夏川椎菜 2nd Live Tour 2022 MAKEOVER」。

■LAWSON presents 夏川椎菜 2nd Live Tour 2022 MAKEOVER | TrySail Portal Square (トライセイルポータルスクエア)

  • ツアー追加公演のday2、つまり正真正銘のファイナル公演という位置付けでした。当日券があってよかったぜ。
  • このツアーは、初日の埼玉公演に参加して、それはもう色々な感情を抱いたという因縁のツアーでもあります。

20220501 - せーはくの備忘録

  • 1stアルバム『ログライン』を引っ提げた1stライブツアー「プロットポイント」を浴びた2019年11月23日に、私の中での夏川椎菜は「俺の理想を体現し、今もなお成長中である、夢と期待を抱かせてくれる唯一無二の存在」となった。
  • それから、期待して期待して期待して、そして発売された2ndアルバムで違和感を覚え、2ndライブツアーの初日で絶望し、この2年半は何だったのだろうと頭を抱えた。めちゃ凹んだ。辛かった。
  • 以前から私に徐々に忍び寄っていた「エンタメ楽しめない病」の存在感を強烈に増幅させたのは、ほかでもなく、私にとってこの世でいちばんワクワクする存在だったはずの夏川さんだった。それが苦しかった。悔しかった。
  • 何にも心が動かない。おまけに仕事でも辛いことがある。わりと頻繁に泣いた。心を殺したほうがいいのかな、とかも思った。
  • でも、そんな私に手を差し伸べてくれる人がたくさんいた。それまで会ったことも話したこともない人も、連絡をくれたり、電話をしたり、酒を飲んだり。もちろん、友人たちもそれは同じで。
  • ありがてぇなぁって、泣いた。
  • そうして心が少しずつ晴れやかになっていきつつも、やっぱり「エンタメ楽しめない病」は治らなくて、また夏川さんのライブを楽しめない自分を認めるのが怖かった。だから行くかどうかをすごく迷った。実はポータルスクエア会員先行で当たっていたけど、入金しなかった。恐怖心が大きすぎて。
  • で、一昨日、映画『トップガン・マーヴェリック』を見た。頭を空っぽにして見た。そしたら楽しかった。これなら夏川さんも楽しめるかも、と思えた。
  • だから、うまいこと仕事を調整して、中野サンプラザに向かった。
  • 開演30分前にチケットを購入したら、2階の最後列だった。あぶね。でも良かった。後ろに誰もいないという状況は、頭を空っぽにするのにうってつけだったから。
  • そしてライブが始まった。1曲目は『烏合讃歌』。冷静に、こんな自分を「ヒヨコ群」と称して良いのかわからんけど、頭を空っぽにしている私は「俺は……ヒヨコ群!」と強い気持ちで乗り切った。
  • そして開幕宣言。「この[ハレノバ]を心から楽しむことを誓います!」みたいな宣誓。埼玉でも言っていたはずのそれを聞いて、私は自然と拳を突き上げていた。突き上げながら泣いていた。そうだよな、楽しむために来てんだよな。うだうだ言うためじゃない。やるぞ。
  • そして2曲目は『ハレノバテイクオーバー』。

誰のものでもない晴天を手に入れろ

喜びの声を張れ!

掲げた拳にちゃんと意志はあるか?

誰のものでもない人生を生きてくれ

君に言ってんだよ聞いてんの?

喜びの声をどんどん重ねていけ

  • めちゃくちゃ泣いた。夏川さんに誓ったこの拳に込めた意志を、この2時間だけでも維持しなければと思った。それが俺の戦いだと思った。
  • そして結果、ずっとずっと楽しかった。本当に「あ、なんか晴れてきたな」って感じだった。

ちょっと待ってよ?!

なんか晴れてきたっ…ってまぁいっかっ

That's All Right! That's All Right!

当たって砕けて イッツショータイム!

  • ああ、こんなに楽しい場は他にない。やっばりエンターテインメントこそが俺の生きる場所だと思えた。

ここにだけ居たいからさ ここにしか居れんからさ

空ぶった答えも 背伸びした答えも

反発だらけのプライドで 刻まれてくんだ

悔しいのも 楽しいのも

ほら目を見て話すように

それじゃ、受け取って

  • ちゃんと受け取った。悔しいも楽しいも夏川さんから受け取った。受け取れた。
  • あんなに悔しいライブは埼玉が初めてだったけど、こんなに楽しいライブは、こんなに心揺さぶられるライブは、こんなに泣いたライブは中野が初めてだった。セトリは埼玉と(新曲以外)一緒なのに、抱いた感情は正反対だった。やるじゃん俺。やるじゃん夏川。
  • ダブルアンコールで、夏川さんは「またね!」のひと言だけ叫んで帰った。それは俺の理想のアーティスト像で、やっぱり夏川さんには敵わねえなと思わされたり。
  • 本当に本当によかった。寄り添ってくれた新しい友達と、支えてくれた昔からの友達と、勇気をくれたトム・クルーズと、抱きしめてくれた嫁さんと、なによりたくさんの感情をくれた夏川さんに最大級の感謝を。

 

  • で、仕事に戻って、24時過ぎに退勤し、タクシーで帰宅。明日も働きます。
  • これからの人生、良いことしかないぞ!!!!

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これは飲んだシメの麺。旨かったね!