- 木曜。無職DAY1。晴れて暑い。30℃くらいいくらしい。
- らしいと言いつつ、これを書いているのは翌日19日です。振り返りつつ書いていこう。
- 6時半くらいに起きて、嫁さんとふたりで電車に乗ってディズニーランドに。
- 嫁さんは最近も友達と行っていたけど、私はたぶん中3以来のディズニーです。その時はたぶんシーだったので、ランドはたぶん幼少期以来かな。
- 「たぶん」がやたら多いのは、私がディズニーそのものに対して思い入れがなく、かつ、世の中を斜めに見ていた頃の来園が最後なのでポジティブなイメージも抱いておらず(高え、人が多いなど)、それ故に友達に誘われても断ったりしちゃってたからです。
- が、もう大人になったし、嫁さんとなら楽しめるかもな……と思い行ってみた次第。
- 結論、めちゃくちゃ楽しかった。
- 9時半くらいに舞浜駅に着き、駅を出て右のランドへ。いつも左(舞浜アンフィシアター)にしか向かっていなかったので、こんなに駅前にあるんすね……となっていました。
- 開園40周年ということもあってか、平日にもかかわらずとても人が多かった。ぱっと見で海外の方が2割くらいかな?あとは修学旅行生も多かった。青春やね。この中にはきっと嫌々来ている学生もいるんだろうけど、10年くらい経てば楽しめるようになるよ。とアラサー目線で眺めていました。
- 入り口付近の売店でピンズ(私はミッキー、嫁さんはミニー)を購入。レジで商品を渡される時の言葉が「いってらっしゃい」なの、めちゃくちゃイイな。
- 定番なのはカチューシャなんだろうけど、恥じらいがさすがに勝ってしまった。ピンズは好きなのと、周年アイテムなので記念品にもなりますからね。
ボートの上を飛びかう砲弾、巻き上がる水しぶき、怒鳴りあう海賊たちの荒々しい声。何度体験しても、いつも初めて味わうような興奮につつまれる大迫力のアトラクションといえば「カリブの海賊」。ディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキャプテン・ジャック・スパロウら映画のユニークなキャラクターたちも登場。想像力の粋を結集したこの傑作を知らずに、アドベンチャーの世界は語れない。
- キャストさんがめちゃくちゃ手を振りながら「ヨーホー!」と見送ってくれるのが嬉しすぎて手を振りまくってしまった。
- ここだけに限らず、1日中、キャストさんにもお客さんにも手を振っていて、相手もそれに振り返してくれるのが嬉しかったな。もう大人なので、浮かれた空間の楽しみ方を理解しているのです。
- ライブのラストでステージを歩きながら手を振ってくれるやつ、私は手を振らずに拍手をしているタイプなのだけど(手を振り合うのではなく、拍手を送る関係でありたい為)、確かに手を振ったほうが演者側は気持ち良いのかもしれん……となったりした。まぁこれからも多分拍手を送るのですが。
- 次からは、体験したアトラクションを簡潔に。「ジャンボリミッキー!レッツ・ダンス!」。
軽快な音楽に合わせて、ミッキーマウスやディズニーの仲間たちと一緒にダンスを楽しむことのできるキッズ向けのエンターテイメントプログラム。みんなで一緒にジャンボリミッキー!を踊ろう!
- 優先観覧のエリアには入れなかったので、茂みの隙間から立ち見で参加。近くにジャンボリミッキーガチ勢のスーパーJKがいたので、振付はちゃんと把握できました。
- サビ頭の「ジャンボ〜リミッキー!」のところ、『フワリ、コロリ、カラン、コロン』とAメロと似てるね……と思いながらやってたのは俺だけかもしれない。
- 近くで見ていたキッズたちに「人それぞれのノリ方があっていいんだよ」という精神性を示すために、俺は俺のジャンボリをミッキーにぶつけました。キッズたちよ、大人の背中を見て育ちなさい。
- それと、歌詞で「強くて明るい元気もの」などでミッキーのことを褒めあげているんだけど、そこに参加しているミニーやドナルドがすごく不憫に思えてしまった。
- まるで「ギター!ギター!ギター!ギター!ギター!ギター!」というツアータイトルを「屈辱的」と評した、とあるバンドのベーシストのようで……。俺はミニーもドナルドも好きだよ。
熱狂のゴールドラッシュが過ぎて数十年。かつての活気が失われた鉱山を猛スピードで駆けぬけるのは、機関士のいない鉱山列車。目前に迫る岩肌、傾斜しながら一気にくだるスリルに思わず声をあげてしまいそう!
- 迫力はあくまでファミリー向け、なんだけど、富士急などのスリル系コースター大好きマンな私が楽しめたので、さすがディズニーといったところ。
- ハングリーベア・レストランでランチ。カレーです。黄身がミッキーなの、マジで凄くないですか?
腹ペコの旅人たちも大満足のレストラン。
おなかをすかせた西部の旅人たちのために、ボリュームたっぷりのカレーを出すお店。このにおいにつられて、隣の「カントリーベア・シアター」から腹ペコのクマたちが遊びにくるかも!?
- クマは来なかった…………。
- 大人なので中辛を頼んだのですが、辛くて泣いちゃった。嫁さんが注文した甘口と交換しました……。お手洗いの表記が「MAN」「WOMAN」ではなく「COWBOY」「COWGIRL」なのが良かったね。
- ちなみに用を足したとき、隣の少年がズボンを下ろしてから射出するまでの速度が凄まじく、マジで抜き撃ちのプロかと思った。ディズニーランドに来るキッズを舐めちゃいかんね。
不気味にそびえるゴシック風洋館。ここに住む999人の幽霊たちは、皆さんを1000人目の仲間に加えようと待ち構えています。目が光る肖像画、人もいないのに突然鳴りだすピアノ。そしていつの間にかあなたの隣に座るのは…!?
- めちゃくちゃ良かった。雰囲気作りや映像&音響の技術もさることながら、2〜3人掛けのブース型ソファをベルトコンベアのように連ねる回転率の高さも素晴らしかったですね。
子供の頃、誰もが夢見るピーターパンの世界。さあ、2人乗りの空飛ぶ海賊船に乗って、ロンドンの街からネバーランドへ。夢見ていた冒険の旅に出発しましょう!
- シンプルなライド系。星の上を飛ぶシーンの演出が綺麗だったね……。
暗闇が広がる、深い森の中。道を進んでゆくと、七人のこびと、そして毒入りのリンゴを売る魔法使いのおばあさんが次々と…。
さて、白雪姫の運命は?無事に森の道を抜けられるのでしょうか?
- こちらもシンプルなライド系。割と普通に暗闇が怖かったわね。
- 14時からはパレード「ハーモニー・イン・カラー」。
“色あざやかな、ハーモニーの世界へ” をテーマに、ミッキーマウスや仲間たちが登場し、さまざまな夢や想いと色とりどりの花びらであふれるパレード。
- マジで暑かったのだけど、次はスプラッシュマウンテンで汗を流すぞの気持ちだったので、スプラッシュマウンテンに近い位置を30分前からキープ。大人なのでこういう賢いムーブができちゃうのです。
- パレード、めちゃくちゃ良かったな。たまたまだけど、シンデレラ城が奥に見えるロケーションも良かった。
- 大トリでミッキーが登場した時の沸き具合が半端なかったね……さすがはリーダー。ジャンボリのヨイショ具合も納得です。
- ちゃんとミラーレス一眼があれば、別の楽しみ方が出来たかもしれない。次回以降は検討します。
- 予定通りのスプラッシュ・マウンテン。
丸太ボートに乗って愉快な冒険の旅へ出発。すると突然目の前に落差16mの滝が…!ボートはその滝つぼめがけ、最大傾斜45度のダイブ!!
- めちゃくちゃ楽しかった。あと予想の5倍濡れた。
- 行列に50分くらい並んだんだけど、その間に「ディズニー作品にこの山って登場するんか?」という疑問が湧いて、Wikipediaで調べてみた。するとちゃんとあって、そのストーリーを把握した上で臨めたことが、私としては楽しみやすさに繋がったのかもしれない。
様々な悩みを抱えているブレア・ラビットは「笑いの国」という場所があることを聞き、早速荷物をまとめ「笑いの国」を目指して旅に出かけた。しかし、そのブレア・ラビットを狙うブレア・ベアとブレア・フォックスがあとを追う。2匹は、キレ者のブレア・ラビットに手を焼きつつも、遂に捕まえることに成功する。2匹はブレア・ラビットを早速食べるつもりだったが、ブレア・ラビットに「いばらの茂みにだけは絶対に投げ込まないでくれ」と懇願されると、いじわるな笑みを浮かべて茂みへと投げ込む。しかしブレア・ラビットが投げ込まれた、いばらの茂みの中は自分が住んでいる国。2匹をうまく騙し、無事家に帰ることができたブレア・ラビットは、自分の住んでいるいばらの茂みこそが「笑いの国」だと知る。
- それと、外から滝つぼにダイブするコースターを見ていたので、いざ自分たちがライドするときは「いつ飛び込むんだい!」とワクワクしていました。
- 始まってみると、焦らされるというか「ついに……ついに…………来ないんかい!」というのが多く、だからこそ飛び込んだ時の快感がデカかったですね。
- そしてそれでは終わらず、船に乗って施設内を巡るエピローグ的なパート(ストーリーで言う「自分の住んでいるいばらの茂みこそが〜」の部分)も用意されていて、直感的な快楽で終わらせない拘りも素晴らしかったです。
- 私たちは2名×4列の最後尾だったんだけど、同乗の6名が修学旅行生で、後ろから見る景色が学生時代の教室のようでノスタルジーでした。
- 少し疲れたのと喉が渇いたので、近くにあった「グランマ・サラのキッチン」へ。
サラおばあちゃん自慢の家庭料理。
ここは、クリッターで一番の料理の腕前をもつジャコウネズミのサラおばあちゃんのレストラン。ゆったりと家庭的な雰囲気に包まれた大きなダイニングで、サラおばあちゃんおすすめのお料理をたっぷり味わってください。
- おばあちゃんごめん……ジンジャーエールとウーロン茶しか頼んでないです……。
カラフルなカップに乗り込んでハンドルを回せば、カップの回転の方向や速度は思いのまま!中央の巨大なティーポットからはドーマウスが見守っていますよ。
- いわゆるコーヒーカップです。全力で回してはしゃぐ中高生を見てケラケラ笑うというムーブをしました。大人なので。
気まぐれに進むハニーポット(はちみつの壷)にのって、プーさんといっしょにはちみつ探しの冒険に出発!プーさんや100エーカーの森の仲間たちのほのぼのとした世界をお楽しみください。
- 行列は長めだったんだけど、その経路がプーさんのイラストや物語が描かれたエリアになっているので、世界観を存分に味わえてだいぶ満足度が高かったです。
- 物語は英語だったし、ところどころ読めないエリアにあったりもするんだけど、それが逆に「ちゃんと読ませるものではないんだな」「雰囲気だけでいいのね」という割り切りにも繋がっていて、ストレスなくいい意味で適当に眺められたのも高ポイント。
- アトラクション自体も大変よくできていて、ハニーポットがランダムで進むのでリピートしたくなるのもわかるなぁという感じでした。ティガーのトランポリンみたいなとこが楽しかった。
- ロジャーラビットのカートゥーンスピン。
トゥーンタウンの裏通りや路地をキャブに乗ってドライブ。でも気をつけて!悪党のイタチたちがトゥーンを溶かす毒薬でロジャーラビットを消してしまおうとたくらんでいます。さあ、あなたは無事に帰りつけるかな!?
- ゴーカート要素が少し含まれるライド系アトラクション。いちおうハンドルは付いてるけど、それで操作するわけでもなく。基本は流れに身を任せてOKな気楽さが良かった。
ヒロが開発したベイマックスにそっくりなケア・ロボットが操縦するライドを体験!ノリノリで楽しい音楽と予測不能な動きに身を任せれば、笑顔があふれてハピネスレベルが上がること間違いなし!?
- 激アツだったね………………。
- 行列は55分ほど。正直身体的には疲れていたんだけど、並んでいるときも、ご機嫌な楽曲(6パターンあるらしい。この日は5曲だけ流れてたっぽいけど)が聞こえてきて、日が暮れていく時間なのもあって浮かれモードな私も周囲も楽しく身体を揺らしていた。
- その中でも、行列に並ばずにひたすらキレのあるダンスをするお兄さんがいて、音楽を楽しんでるね……という感じで非常に良かった。最近思いつつある「ダンスを学ぶと音楽の楽しみ方が広がる説」はマジなのかもしれない。
- たしか私たちの時は『Koo Loo Lee』だった。『BAYMAX』か『Happy Song』が良かったので次はリベンジしたいわね。
Tokyo Disneyland The Happy Ride with Baymax - Album by Tokyo Disneyland | Spotify
- エレクトリカルパレード・ドリームナイツ。
光と音楽に包まれてディズニーのスターたちが輝く、夢いっぱいのナイトパレード!映画『アラジン』や『トイ・ストーリー』シリーズのキャラクターなど色とりどりのフロートがファンタジックにパークの夜を彩ります。
- 今回も30分ほど前から場所取りを始め、お花とシンデレラ城が見えるところにした。ライトアップが綺麗だね。
- ミッキーはもちろんなんだけど、シンデレラ城を背景に馬車に乗って登場するシンデレラが美しすぎたね……。
- 昼のパレードでは出てこなかったアラジンもきてくれて、ジーニーの「LEDを駆使して数々のディズニーキャラクターに姿を変える」という凄技も見られて楽しかった。
- ただ、脳内がオタクなので、ジーニーが喋ると「声が山寺さんなんですね」となったり、ピカピカのパレード御一行を見て「スタァライトのデコトラみたいだな」となったり、視線がくるたびに「今レスきた!」と沸いたりしていた。キモいな。
ミッキーとシンデレラとドナルドからレスをもらえたのが嬉しすぎるな…………🏰 pic.twitter.com/m4LpYYB99a
— せーはく (@sehaku_) 2023年5月18日
- そのままお土産を購入して退園。楽しかったです。
- 帰りはシャトルバスで。寝てたら着いたのですごい。
- 夕飯は、嫁さんが作り置きしてくれていたメカジキや味噌汁と、近所の中華料理屋でテイクアウトした野菜炒め。美味しかったです。
- 結論、とても楽しかった。大人になるというのは楽しいことだらけですね。
- 夢の国といわれるだけあって、日常を忘れられる雰囲気に満ちていて、とても細やかな配慮がなされているんだなぁとしみじみ感動していました。
- ビッグサンダー・マウンテンなどの所謂「目玉商品」は60分くらいの待機時間があった一方で、10分待ちくらいで気軽に楽しめるものもたくさんあって、それもきっと「何もない=日常をふとした拍子に思い出してしまいかねない時間を減らす」ということなのだろうと。パレードまであと20分あるからこのお手軽なやつ行こうよ、となりますからね。全て60分待ちクラスの本気アトラクションにできるポテンシャルも資金もあるはずだけど、そうしないという選択に運営の妙を見た気がします。
- あと、作品の詳細を知らなくても楽しめるのは何故なのだろう、というのを考えたときに、おそらく「幼少期から身近にある」「ポジティブイメージを与えられている」というのが大きいのかなと。たぶん私にとっての阪神甲子園球場が近くて(祖父から「阪神はイイ球団」という刷り込みをして育てられた)、私が甲子園にいくだけでテンションが上がるのと同じように、ここに集う多くの人は「ディズニーランドに来る」というそれ自体がエンターテインメントなのだろうと思ったりしました。
- そんな感じで相変わらず頭でっかちになってしまい、色々勉強になるなぁなんて思いながら満喫していました。
- 私は日常生活も毎日楽しいぜのマインドで過ごせてしまっているので、忘れたいことは特になく、故にディズニーが意図する楽しみ方をしているとは言えないんだけど、それでも本当に楽しかった。
- 帰宅後、嫁さんが「ディズニーでデートするっていう、夢が叶ったの」と言ってくれて、それを聞いたときに本当に嬉しくて、書きながら今も泣いています。
- 私は恋愛欲もなければディズニーへの憧れもないまま育ってきたから、そういう方面で感慨に耽ることは無く、どちらかと言うと「楽しめるくらいまで大人になれたな」とか「やっぱどこに行くかではなく誰と行くかだな」とか、そういう自分の中のフェーズを確かめる1日になったなと思っていて。
- でも、そんな自分に「夢が叶ったの」と言ってくれて。
- 私はこれまで夢が叶う場面をたくさん見てきたし、そういう姿に勇気をもらって、誇りに思って生活してきたけど、まさか自分が直接的に夢の対象になるなんて思っておらず、ふたりで生きるってこういうことなのかなぁと、出会って3年半でようやく実感しています。嫁さんに感謝ですね。
- そういう意味で、ディズニーランドはまさしく「夢の国」でした。また行きたいね。