劇場版『ポケットモンスター』過去作を一気見しよう企画です。
2019年にリメイク版が公開された、劇場版ポケモンの第1作。
リメイク版を見ていたのでストーリー自体は覚えていて、そこに対しての驚きとか感動とかはそれほどなかったのだが、やはり本作はよく出来ていると思った。
ピカチュウのね……サトシに電撃を浴びせるアレね……ヤバよね…………でもリメイク版のピカチュウのほうが激ヤバだったよね……大谷育江さん…………あんた最高だよ……ピカチュウと一緒に成長してるんだよね………………ってなった。ちなみに泣いた。
リメイク版では「アイツ―」のエピソードが丸ごと削られていて、その意図は分からないんだけど、オリジナル版のほうはラストの涙の意味がぐっと深くなっていた感じがあり、個人的にはオリジナル版のほうが好みだった。
今でこそ多少大人向けな作品になりつつあるポケモンだけど、当時は第1作なわけだし子供向けなはずなんだけど、それでもこのエピソードを劇場公開するのって凄い決断だなぁと思う。子供じゃわからんでしょ、命の重みとか。
子供向け作品は子供向けであるが故に、詰め込めることが限られてくるはずなのだけど、そこでこのエピソードを大人が子供のためにつくったのは単純にめちゃカッコいいなって思った。
同時公開の「ピカチュウのなつやすみ」には一貫して人間が出てこない（ポケモン目線のお話である）のも、そしてそのポケモン同士がちょっと喧嘩っぽいことをしているのも、最終的に協力して問題を解決するのも、本編の「ミュウツーの逆襲」と共通のテーマがある感じがある。
とても良かったですね。当時は賛否両論あったりしたのかしら。わからんけどな。
