せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

20210905

  • 日曜。曇りからの晴れ。過ごしやすい気温。
  • 今日は昼過ぎまで野暮用してからの、夜は「第三回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル」へ。
  • 会場:LINE CUBE SHIBUYA
  • 日時:2021年9月5日(日)18時開場/19時開演/20時23分終演
  • 備考:着席、発声なし、空席なしの100%動員

■LAWSON presents 第三回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル | TrySail Portal Square (トライセイルポータルスクエア)

  • すごく良いイベントでした。私が好きな景色がここにあった。
  • この「リサイタル」というイベントは、2017年・2019年・そして今年と2年おきに実施されている催しで、声優の雨宮天さんが「好きな歌謡曲を歌うのをみんなに見守ってもらう」イベントです。
  • そんな大人の悪ふざけみたいな企画なわけだが、今回、まずステージセットがとても豪華で。リサイタルといえば椅子とピアノのみ、みたいなイメージだったんだけど、舞台上に置かれたカフェ風のセットはじめ、照明美術もバチバチにセッティングされていました。
  • そして舞台下手にはピアノが2台。素人の耳には2台の違いは最後までわからなかったけど、たぶんチューニング的な理由で使い分けていたんでしょう。
  • で、そのピアノを演奏するのは荒幡亮平さん。雨宮さんのライブバンドでキーボードを担当している方です。

  • 過去2回のリサイタルでは、橘哲夫さんという、TrySail(雨宮さんが所属しているユニット)のボーカルレッスンを担当している(あるいは「していた」)方がピアノを演奏していました。いわば裏方さんですね(といっても橘さん自身アーティスト活動もしているので一概に裏方とも言い切れない)(カッコが多いね)。
  • それが今回は荒幡さん。正真正銘、雨宮さんと同じステージに立ってきた方です。それも、セトリの要所要所で登場していた橘さんとは異なり、荒幡さんは全ての曲でピアノを演奏しました。今回は雨宮さんのソロイベントではあるんだけど、実質的には雨宮さんと荒幡さんのイベントでしたね。初めに述べたステージセット含めて、エンタメショーとしてのステージがひとつ上がったような感覚があります。
  • そしてそのハイライトが、「第一回 雨宮天の音楽で彩るリサイタル」の直前に発売された楽曲にして、このリサイタルという催しそのものを象徴する楽曲でもある『irodori』のピアノアレンジの披露。これがまたとんでもなかった……!
  • リサイタルを開催するごとに意味合いが増し、そして雨宮さんのここ数年の音楽活動を語る上で欠かせない要素である「ピアノ」という楽器が、ここまでメインを張る構成になるとは思わなかったですし、そんなイベントを「私のためのイベント」と言い切る雨宮さんの変化に、嬉しさというかなんというか、あたたかな感情を抱きました。
  • そして変化といえば、かつては「中華料理店のBGM」「キッズステーション」の2択だった歌謡曲の引き出しも、「スタッフさんの推薦」「ファンの方からの紹介」とどんどん広がっています。これって、雨宮さんが自分の「好き」を力強く発信してくれるからこその推薦なり紹介であって、そしてそれを柔軟に取り入れ、ポジティブにパフォーマンスしてくれる彼女だからこそ成り立つ循環だと思うんですよね。それが本当に誇らしいです。
  • そんな変化もありつつ、やっぱり変わらないのはリサイタル特有のアットホーム感で。
  • 『irodori』のピアノアレンジを披露したあと、「ただいま聞いていただいたのは私の楽曲『irodori』のピアノアレンジでした」とか言って然るべきなのに、楽曲名も紹介せずに「かっこよかったですよね!私にデータください」って何やねんと。初見さんは何の曲かもわからんぞと。でもこれが、これこそがリサイタルなんだなぁとも思ったり。
  • そんな、今となっては当たり前のホーム感も、かつてはそうではなくて。時間をかけて徐々に徐々に出来上がったこの空間で、「本当はしんみりした歌詞なのに、楽しくて笑顔になってしまいました」なんて言葉が聞けて、本当に嬉しかったです。
  • そして最後に発表されたのがカバーアルバムの発売。とてもとても嬉しい。10月6日が待ち遠しいですね。

  • 余談。そんなリサイタルの場で、友達と久しぶりに再会できたことも嬉しかった。毎週のように会っていた頃から世界は変わってしまったし、次に会うのはまた少し先になるかもしれないけど、お互いがお互いの人生をしっかり生きていけば道は必ず交わるよ。健康に気をつけて楽しく生きましょう。
  • さらに余談。このリサイタルは、僕の大切な人に「雨宮さんってこういう人なんです」と紹介するための催しだとも思っていて、第二回に引き続き今回もそれができたので良かったです。ハマるかどうかはその人次第だけど、知ってもらいたいから紹介する。それだけ!

 

  • おわります。明日からも生きるぞ!!