せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

20210605

  • 8時起床。グランドシネマサンシャイン池袋のイイ音響で『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を鑑賞しました。
  • 以下感想です。ネタバレ回避のために駄文を書きます。えー、何かしらの画像が貼られたらネタバレが終わった合図なので、画像がくるまでシャーッ!ってやってください。そこまでして読む価値のある日記かは分からないがな……。
  • 駄文スタート。先日、やんごとなき事情により「いろは歌」をつくる機会があったのですが、アレ、めちゃくちゃ楽しいですね。伝えたいメッセージを、うまいこと言い換えながらパズルしていくのが楽しかったです。例えば「『つくえ』を使いたい……でも『つ』は他で使っとる……せや!『デスク』にしよう!」とか、そういうことの連続でした。みんなもやってみよう!面白いよ!
  • 駄文終わり。ネタバレ、始まります!
  • 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』、TVアニメはdアニメストアで、舞台は円盤で、総集編の映画は映画館で摂取してきました。なので、純粋な新作としては、本作が初のリアルタイム体験だったわけです。
  • なんというか、覚悟はしていたんだけどめちゃくちゃやられてしまいましたね……。うわうわ本気出しとるやんけ、どんだけやねんみたいな画、そして音。わかりやすく作画がもっと上手いアニメや音がデカい映画はたくさんあるんだろうけど、そういうんじゃない、脳と魂と臓器に響く迫力と愛を、スクリーンから音響から感じました。
  • 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は視聴者の気持ちの置きどころが難しい作品だと思っていて、そんな中でも、感情移入先や代替視点、分かりやすくいうと「作中における俺たち」の存在として「舞台創造科」のキャラクターがいてくれて、彼女たちのおかげで「俺たちも九九組のみんなと共に過ごしているんだ」と感じられるところに、舞台創造科キャラの機能があると分析していました。
  • でも、この劇場版における舞台創造科のキャラクターに対してはあまりそれを感じなくて、フーンと思っていたんですが、印象的に使われてきたワード「私たちはもう舞台の上」を最後にもバーンと見せられて、「あ、俺たちって舞台創造科じゃなくて舞台少女になったんだ(あるいは、「もともと舞台少女だったんだ」)」と気付かされました。「私たち」の中には俺も含まれているのだと。
  • そして、そう思うと色々なことに合点がいくんですよね。
  • 作中で舞台少女の代名詞的な存在として華恋がいるけど、エンドロールで他のキャラクターが海外留学に行ったり有名な演劇大学に進学したり家業を継いだりする中で、華恋だけはその進路が明示されずに、ひかりとも会わずに、「そして今 この時」みたいなテロップ(うろ覚えスマン)が表示される中で、ただひとりで次の舞台のオーディションを受けています。
  • これって、「あなたたちが映画を見ている今も、華恋はオーディションを受けているんですよ」という実在性のあるメッセージなんだけど、それだけでなく、「日常の中で、華恋=舞台少女=あなたたちも、挑戦を続けていってほしい」というエールだと思っていて。
  • そしてその華恋が、エンドロールに入る直前に放ったのは「『レヴュースタァライト』、演じ切っちゃった」という言葉で。
  • 作中に「レヴュー」「スタァライト」というふたつの言葉はあっても、「レヴュースタァライト」という言葉は無くて、つまりこれってめちゃくちゃ神目線というか、華恋には言えない台詞のはずで、「愛城華恋役の小山百代さん」でしか言えない台詞なんですよね。そこに、実在性を超えた現実侵食・メタ表現があるのですが、そんな描写を見せられてどうしようもなく感じたのは、これまでこの作品を追いかける中で何度も思わされてきた「愛城華恋=小山百代」という図式でした。
  • さっきも書いたように、たぶん、エンドロール後に示される華恋が選んだ道(『レヴュースタァライト』は演じ切ったが、また次の挑戦へ進むこと)は、私たちの誰もが選ぶ道です。その私たちの中でも、そういった意味合いを最も強く、かつ直接的に紐付けられるのは小山さんだと思っていて、小山さんが『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』という作品をひとつの糧にして次のステージで新たな挑戦をすることと、華恋が聖翔で戯曲『スタァライト』を演じた経験を活かして別作品のオーディションを受けることは、イコールと言って差し支えないと思います。
  • 私が『レヴュースタァライト』を演じ切る日が来るかはわからないけど、「華恋も、そして小山さんも、今この時、私と一緒に挑戦しているんだ」と、強く背中を押される作品になったという事実が、確かに心の真ん中に沁み込んでいます。
  • 本当に本当に、アニメ史に残る劇場版だと思います。ありがとうございました。幸せだ!!!
  • 感想として以上!!帰ったらパンフ読むぞ!!!

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(画像に意味はありません。ネタバレ終わりだよ〜)

 

  • そのあとちょっと緊張する大人のお店(意味深)に行って帰宅。UNISON SQUARE GARDENツアー『Normal』のライブBlu-rayを見て、このあとYouTubeを見て寝ます。
  • 明日は髪を切ってから『シドニアの騎士 あいつむぐほし』を見る予定。ワイワイ!