- チーム徳光の第2回を聞き終えた。ガルラジの話です。
- 早くもみるみるはいなくなり、手取川海瑠さんが新パーソナリティに就任した。
- 何度か書いてきたし、チーム徳光の第1回を聞いたときのブログにも書いたが、私はプロアイドルが好きである。
- もっというと、プロアイドルを目指す精神性が好きである。それが大人に定められた道だとしても、その道を歩む覚悟が好きである。なので、第1回のチーム徳光はかなり刺さった。
- だが、第2回の中盤でみるみるは自らの魔法を解き、アイドルをやめてふつうの中学2年生に戻った。
- 手取川海瑠として最初に行ったコーナーは、みるみるのためのコーナーとして立ち上げられたはずのお悩み相談コーナーだった。
- みるみるとして行ってきた1回と半分の放送では、コーナーの最後に「はぁ〜」とため息を吐くのが定番だった。
- しかし、手取川海瑠としてひとつのお悩みを解決したあとは、初めて「ふぅ〜!」と満足げな様子だった。
- その声を聞いて、シンプルに、単純に「良かった」と思った。
- 少し脱線して私の持論を展開するが、アイドルとは人間をやめた存在である。アイドルであり人間でもある、なんて存在はいない。アイドルか人間か、どちらかである。
- で、みるみるはアイドル……になろうとした、つまり、人間をやめようとした存在である。結果的に彼女は人間に戻った。
- 私はアイドルを目指す精神性、つまり人間をやめようとする精神性が好きなのだが、人間に戻った手取川海瑠の声を聞いて「良かった」と思ってしまった。矛盾である。
- 矛盾ではあるのだが、不思議なことに私にとっては自然な感情だった。
- おそらく、私は人間が好きなのである。ラジオという場では特に。
- 私と飲んだことがある人なら分かるかもしれないが、私は「人間が好きか、演者が好きか」論を唱えがちである。そして私は「演者が好き」派を貫いてきた。
- だが、手取川海瑠の声を聞いて気付いた。どうやら私は、人間を好きになりたいらしい。
- だが勘違いしないでほしい。それはラジオという限られた場の話である。その証拠に、仮にガルラジのライブイベントがあったとして、私が最も見たいのは「歌唱中はみるみるとして歌い、トーク中は手取川海瑠として話す手取川海瑠」の姿である。
- 「みるみる星とかマジわからん」みたいな歌を歌う手取川海瑠はあまり見たくない。まぁガルラジは特殊なコンテンツなので、歌もラジオの延長線という解釈ができなくもないが……。
- そんな感じである。ガルラジと手取川海瑠によって気付かされた。私は、自分で思っていたよりも、人間を好きになりたいらしい。
- 22時。退勤。お腹が減ったわね。