ドォン!!!大好評の「しゅきシリーズ」、1年ぶりの復活でございます。
んー、完結したつもりでいたんですけどね。このツイートを見ていろいろ考えてしまった。
「恋愛や結婚、子を持つことについて質問させてほしい」という依頼。依頼主はアセクシャルという、他者に性的な魅力を感じず恋愛感情をもつこともない方。それらへの疑問は長年尽きないが、人には聞きづらいとのこと。いろいろ正直に受け答えたところ、やはり謎は残るものの腑に落ちる部分もあった模様 pic.twitter.com/ShaWQ42WQD
— レンタルなんもしない人 (@morimotoshoji) 2019年8月19日
「アセクシャル」については、このネット記事がとても分かりやすくまとまっていると思います。
アセクシュアル(無性愛)とは?ノンセクシュアル(非性愛)との違いも解説!|LGBTメディア|Rainbow Life
僕がどこにカテゴライズされるのかっていうと、たぶん、ノンセクシャルなのかなぁ。
自分の中では恋愛感情はあるんだけど、世間一般での性的な魅力を感じることはほぼない。ほぼ裸の女性とか見ても綺麗な身体だなぁとは思うけど、セックスしたいとは思わないもんね。好意を抱いている女性に対してもそれは同じだし、たぶんそういうことだよね。
で、普通の人(あえてそういう言い方をするよ)ならば、んーと、恋愛感情を抱きながらも性的な魅力を感じるってことなんだよね。すげぇなぁ、他人に性的な魅力を感じるってどんな感情なんだろう。過去の恋愛経験を振り返っても全く想像できない。
まぁ、セクシャリティについては「LGBT以外にも色々なタイプがあるんだなぁ」「自分はたぶんノンセクシャルってやつだなぁ」で終わりなんだけど、もういっこ、レンタルなんもしない人さんのツイートの中で興味深かったのがあって。
それは、「恋は愛に向かう入口のひとつ」という考え方です。
すごく素敵な考え方だなぁと思って、僕には無い考えだったし、とてもしっくりくる考えでした。
性的な感情を抜きにして、「恋=好きという気持ち、ドキドキしちゃう気持ち」「愛=一緒にいたいという気持ち」と定義したとします。
僕は、恋はしたことはあるけど愛に発展した経験はありません。好きだけど一緒にいたいわけではないんですね。こう説明すると普通の人には「は?それ好きじゃないじゃん」と言われがちなんですが、僕の中では好きだったし、でも一緒にいたいわけではなかったんです。難しいね。
でも、レンタルさんの考えでは、愛に向かう入口は必ずしも恋だけじゃないってことで、それにすごく救われました。
僕は愛に対して憧れを抱いているし、素敵なものだと信じているし、現に愛に生きている周りの人を見ていると楽しそうだから、いつか自分もそういうものを知れたらいいなぁと思っていて。でも、恋をしても愛を知れない自分がいて、悩んだり寂しかったり、周りから「ロボットかよ」って言われたり、そっかぁ感情のないロボットなのかなぁこんなに人が好きなのになぁって思ったり、結構もやもやしてたんですけど。
そんな自分でも、もしかしたら恋以外の入口から愛を知ることができるんじゃないかなって思えて、その入口がどこにあるのかは分からないけど、見つけられたらいいなぁと思いました。
で、その入口を探す方法を調べてみて、こんなネット記事を見つけました。
目からウロコ!「恋愛をしたことがない」25歳女性に鴻上尚史が勧める恋愛の始め方 (1/6) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
全部全部、目から鱗で。
「交際の後に恋愛が始まることは、よくあること」。マジかよと。付き合ってる人たちってそんなフランクに付き合うの?恋愛感情あるかわかんねーけど付き合っちゃおっかーって感じなの?
僕は愛とか交際とかを偉大なものだと思い込んでいたのかもしれないですね。ぬるっとするっと始めてみてもいいのかもしれないね。趣味みたいにね。
でもなぁ、相手がいるものだからなぁ、「やっぱ楽しくないからやーめた」ってしにくいもんなぁ。大変そうだなぁ。みんなすごいなぁ。
そんな感じです。今日はなんだか有意義な日になりました。
しゅきシリーズ恒例ですが、色々コメントとかリプライとかくれたら嬉しいな。みんなの恋愛事情が知りたいのです(変な意味じゃないよ!)。
追記。これも良かった。
無性愛者(アセクシャル)って知っていますか? 僕が自認するまでの経緯を書いていくので、「人を好きになれない」と悩んでいる人にはぜひ読んで欲しい - Aセク、パパになる
さらに追記。というか補足。
性的欲求を抱けないことと・付き合いたいと思えないことのふたつは同じ軸の問題なのかと思ってたけど、そうではなくて、前者は「自分がノンセクシャルだから」、後者は「付き合うことを偉大なものだと思い込んでいたから(あるいは性的欲求と直結していないといけないと思い込んでいたから)」ってことだったんですね。というお話でした。