せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

今こそ、オタクがUNISON SQUARE GARDENのライブに行くべき10の理由。

ガチ兄さんの「今こそ、男オタクが宮野真守のライブに行くべき10の理由。」に触発されて、よっしゃ僕も紹介記事書いちゃおうっていうテンションで書くよ。
パクリじゃないよ、リスペクトだよ!

うまく書けるか分からないけど、固い文章になってしまうかもしれないけど、良さが伝わるように頑張って書くよ。



  • 理由1 音楽が良い
ライブ参加の動機として、こんなに分かりやすいものは無いですよね。
むしろ、音楽が肌に合わないのにライブに行くってのは難しいかもしれん。

UNISON SQUARE GARDEN(以下USG)の作詞作曲を担当しているのは、ベースの田淵智也さんなのですが、この田淵さんがこれまでに担当してきた楽曲を見てみると、その凄さが分かると思います。→こちら

誰もが一度は聞いたことのある楽曲のアレコレ、実は田淵さんだったんです。

つまり、USGのライブに行けば、『Rising Hope』からの『Q&Aリサイタル!』からの『ギミー!レボリューション』みたいな、しんどくなっちゃうような高まりが味わえます。

あと、アルバムを通して聞いた時の完成度がとにかく高い。
シングルでリリースしてる曲も、アルバムに収録するときはトラックとトラックの間の静寂を0コンマ何秒のレベルで調整するので、同じ曲でもシングルとは尺が違うほどのこだわり。
最新アルバム『Dr.Izzy』は12曲入りでわずか46分です。
興味あるけどどれ聴けばいいの?という方には、『Dr.Izzy』をシャッフルなしで聴くことをオススメします。



  • 理由2 メンバーが楽しそう
オタクやってて嬉しい瞬間のひとつに、演者が楽しそうな瞬間があると思うんですけど、USGのライブはとにかく演者が楽しそう。
観客の誰よりも楽しんでるのは、間違いなくメンバーの3人です。

とりあえず動画を3つ掲載するので、気になる人は覗いてみてくださいな。

最新のツアーのダイジェスト映像


武道館公演の一曲


ライブで定番の一曲




  • 理由3 最高の音楽体験ができる
USGのライブはとにかく自由です。

サイリウムもない、「ここで〇〇と言う」というルールもない、クラップする人もいれば地蔵もいれば踊ってる人もいる。
そして、そういうふうに自由に楽しむ観客を、徹底的に放っておくのがUSGのライブ。

田淵さんの言葉を借りるならば、
君が勝手にふらっときて、絆も繋がりも一体感も何も背負うことなく勝手に音楽を浴びて、勝手に帰っていってねというなんとも単純な催し
です。

もちろん声優さんのライブを否定するつもりはないし、僕もアニソンライブ大好きです。サイリウムは綺麗。
でも、そうじゃない音楽があるんだってことを、MCも無しにひたすら奏で続けるような音楽も最高にカッコイイんだってことを体験する場として、USGのライブは最適です。



  • 理由4 ファン思い
後述することにも繋がりますが、USGはロックバンドのくせに(くせにってなんだ)とてもファン思い。
ライブの冒頭、ギター&ボーカルの斎藤さんが必ず言う「怪我のないように自由に楽しんでください(ライブハウス時)」「自分だけの場所で自由に楽しんでください(ホールライブ時)」で、僕のパンツはビショビショになります。

また、USGは「ライブを見られないのはファンのせいじゃない。僕らが悪い」という考えの持ち主です。
「たっちレディオ」という、田淵さんが作曲家の田代智一さんと一緒にやってるラジオのいつかの回での言葉を要約すると、
転売対策はしたい。手っ取り早いのは、全員が見られるキャパでライブをやること。でもそれは音楽体験として良くない。だったら、適切なキャパで10回でも20回でもライブをやればいい。
うーん、カッコイイ。


  • 理由5 イェッタイガーやふっふーふわふわがない
これは半分冗談みたいな理由だけど。
残念なことに近頃アニソンライブで恒例行事と化しつつある「厄介論争」ですが、USGではコレが全くありません。

ライブ中にイェッタイガーする人もいなければ、ふっふーふわふわする人もいなければ、一体感も何もありません。
だから、ライブ後にSNSで「こんなこと言いたくないんだけど…」から始まる謎の誰得報告を見ることもない。

みんな清々しい気持ちで日常に帰れる、素敵なライブです。



  • 理由6 男女比がだいたい半々
なので、男性も女性も「行ってみたいけど浮いちゃうかな…」なんて心配は無用です。

あと、普段男ばっかりのライブに行ってると分からないことですが、女の子の汗はめちゃくちゃいい匂いがします。
…行くしか、ないよな?



  • 理由7 ツアーが秋から始まる
ここまで読んで、「USGのライブ行ってみようかな…」と思ってくれているといいんですけど、とにかく10月からツアーが始まります。
ファンクラブ先行は、6月29日時点で会員の人が対象になるので、忘れないうちにレッツ入会!

※ツアー詳細→こちら



  • 理由8 ツアーのセトリが(ほぼ)変わらない
これ、マジです。
「え、つまんないじゃん」と思うかもしれません。
アニソン系のライブって、会場限定曲があったり、ツアーの前後半で変わったりしますもんね。

セトリを変えない理由について、田淵さんは
複数回来る人が「セットリストを替えてくれるから」という理由で来て欲しくないからだ。
 
まず始めに言っておくと、一つのツアーを何度でも見たい、という気持ちはわかる。ライブへの最高の賛辞だ。
かく言う僕も大好きなバンドのチケットが無理なく取れたら、1ツアー数回行くこともある。
なので複数回来ることをやめろと言ってるわけではない。こちら側が知らなければいいだけのことなので。

ただステージ側がわざわざMCで「会場限定曲やりまーす」とか、「ファイナルだから1曲増やしまーす」とか、ああいうのは見てて色々思うところがあり、あまり好きではない。
あれが変に取りざたされると「じゃあ俺も複数回行こう、ファンなら当たり前」という気持ちが芽生える人がいるかもしれない。
そんな理由で複数回ライブに来てもらうのは、ちっとも気持ちよくはない。
更にその熱量が加速して、地元の人が来れなかったり1回もチケットが取れなくなる可能性が上がってしまうのも、こちらとして本意ではない。
君がただ純粋に「観たい」という気持ち、それだけが大事だと思う。

そして君の人生には音楽やライブ以外のことだって絶対重要だ。
更に何度来ようが我々は知りもしないし、ただの1回でしっかり楽しめるように我々のライブはできている。
安心して楽しんで日常に帰って行って欲しい。
と述べています(引用長い)、カッコイイ。



  • 理由9 ライブハウスも怖くない
といっても、普段アニソンライブに行ってるし、ロックバンドのライブハウスは怖いな…と思われるかもしれません。

だがしかし、USGのライブは、ライブハウスでもモッシュやダイブなどの激しいものはありません。
そりゃあ前に行こうとしたら後ろからの圧力はかかりますが、僕の経験ではそれも前の5列くらいです。

この動画のイントロ見たら分かるかと思いますが、ちょっとだけ後ろに行けば踊っている人もいるほど、圧縮は弱めです。


だから、ライブハウス経験があまりない人もちゃんと楽しめます。
今回のツアーでは0会場ですが、ホールライブも割りと開催されるので安心です(前回ツアーは半分くらいホールライブ)。



  • 理由10 ファンクラブ
上述の「ファン思い」と繋がるのですが、このファンクラブの仕組みがとにかくすごい。

元々USGは、「金払ってるやつが偉いなんてことはない」という理由で、ファンクラブ設立になかなか踏み切りませんでした。

ファンクラブについては田淵さんがブログで語ってくれているので、これもまた長くなりますが、僕の言葉で変に訳したくないので引用。
流し読みでもいいよ。
自分たちが楽しくて活動し続けて来て、全国にこんなろくでもないバンドのライブを観たいと思ってる物好きが増えてきた。
ありがたいことなのだが、色々な弊害も出てくる。ライブを観たいやつに確実に観せてやることが難しくなるケースが起こる事態が増えてきた。
特に自分の家の近くの公演を観せてやれないこと。これが悔しい。

じゃあキャパでかくすればいいじゃんと言われるかもしれない。だが公演を切る時に適切なキャパシティを想定してツアーに組み込むというのは意外と難しいのだ。蓋開けてガラガラすぎても色々な意味で厳しい。
あとこれは現状東京等の大都市でしか起こっていない問題だが、ちゃんとライブが届く適切な距離以上の会場で通常営業をやるつもりは無いのは前にも言ったとおりだ。観たいやつがそこから溢れてしまった場合、もちろん本数増やせばいいんだけどあらかじめ想定するのはこれまた難しい。
 
ライブのチケット争奪戦には実はコツがあって、入手の確率を上げることは可能だ。
ちょっと調べればわかるが、かといって勉強しろよと言うつもりはない。
なのでその確率を上げられたか否かでどうしても差が生まれてしまうは仕方が無い事実だ。

何度か言ってるが「観たいやつに1ツアー1回は観せてやりたい」という想いが根本にある。
現状のシステムでは観れなかった人がどれだけいるのか、どうしても把握できない。
同時に、チケット獲得の確率が一人一人でどれだけ差があるのかも把握できない。
チケットを取るための工夫はある程度はいいし、僕のユーザー体験談からしてもした方が得だとは思うけど、あまりに度を越えるとやはり知って気持ち良くは無い。
 
家の近く(東京都の人ももちろん)で何とか観たいけど確率の上げ方がわからない、協力してくれる友達もいなければネットで知らない人とやりとりする事も嫌だという人が無念を募らせる裏で
抜け道や裏技を使っておきながら無遠慮で幅を利かせるやつや、同じ公演買いまくって良席以外を売り払ったりするやつが結果得をする事になるのは甚だ不本意だ。
はじかれちゃいけない人がはじかれてしまうのは、やはりなんとも心苦しい。
 
もちろん遠くから来るな何度も来るなと言ってるんじゃない、むしろとても嬉しい事だ。来るやつは皆あくまで1回目だとこちらが思ってるってだけで。
IDチェックで解決だろ顔認証だろという人がいると思うが、ああいう全員をガチガチに固めるような形でライブを作っていく事に僕は興味がない。
この現状のシステムでどうにもできない問題を解決する仕組みとして、「チケットの最速先行と確実性」が僕が思いつく最良の選択肢だったので、この条件に繋がった。
 
少し金銭的な負担はあるが観たいやつがちゃんと観られる仕組みが作れれば、純粋に複数回応募したいけど田淵がうるさいわーってやつも気後れせず応募できるようになるんじゃないかと思っている。(純粋な気持ちは否定したくないから、気後れしないで欲しい)
ある地域でどうしてもチケット取れなかったやつが把握できれば、その地域で追加公演を切ることも理論上は可能だ。
この辺りは実際どういう問題が起きるかわからないので100%確約できるわけではないが、少なくとも我々には観たいのに観られないやつが居れば何度でもそこに行くつもりがある。
 
さて、じゃあファンクラブに入らないやつはチケットが取りづらくなるのか。
それも困るのだが、相対的に少しはそうなってしまうかもしれない。そういうやつの数は現状通り把握できないままだから、アフターフォローはもちろんできない。
ただ、できるだけ取りづらさがなくなる様に努力は続けるし、少なくともファンクラブだけで席を埋めることにならないよう公演の切り方を工夫していくつもりだ。
我々ができる限り何度でもライブをやればいいだけの話だ。

長え!(読んでくれた方ありがとうございます

つまり、見たい人がちゃんとライブを見られるようにするために、ファンクラブを設立したわけです。
そして、USGのファンクラブのなにがすごいって、本当に1ツアー1公演以上は間違いなく当たるってこと。
それも、登録住所に近いところが当たる確率が高いです。マジで。

ファンクラブに入れば最速先行以外にも、ラジオとかグッズとか会報とかいろいろいいことあるんですが、設立にあたっての約束を守ってくれていることが本当にありがたい。
それほどに、USGは真摯なロックバンドなのです。





死ぬほど長くなってしまった。
もっと初心者カモンカモンな記事にするつもりだったのに、これはミスったかもしれない。

ファンクラブ入らなくても当たるし、USGのライブほんと楽しいし、興味ある人は家の近くの公演に足を運んでみてほしいです。
行けば楽しさカッコよさ全部わかるようにできてます。

一度USGのライブに行って、「俺は好きじゃないな」「私はもう来なくていいや」って感じる人もいるでしょうけど、それでも来てほしいです。
何故なら、USGのライブで自由な音楽体験をしたら、自分の好きなアーティストさんや声優さんのライブが、もっともっと楽しめる身体になってると思うから。
サイリウム振るだけが、みんなと一緒にコールするだけがライブじゃないんだよっていう、音楽に踊らされてしまった~っていう、そういう体験を多くの人にしてほしいなぁと思うわけです(もちろんサイリウム振り振りを否定するわけじゃないよ、音楽っていろんな楽しみ方があるってことだよ)。

みんな音楽たのしもうぜ~



おわり


(参考 田淵さんのブログ→こちら