せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

接近戦とオタクについての諸々

書きながら自分で整理するためのあれこれ。
ちょっと前から書こうかなって思ってたことだけど、さっきNMBの須藤さんが結婚発表したりしたのでいいタイミングかなと思って書く。

最初にアイドルのスタンスについて、次にそれから派生して声優さんとファンについて。
全部個人的な考えなので、そこだけよろしくよろしく。

暇な人だけ読んでね。


※参考
たっちレディオ第302回、『THE☆認知問題の回』。
これの6分45秒~くらいから聞いてみるといろいろ楽しいよ。


昔のアイドルと今のアイドルを比較して、差異はいろいろあるけど、その辺の分析全部ぶっ飛ばして超端的に言うと、「距離が近い」っていうのがあります。
たとえば、握手会とかSNSとかですね。


んで、アイドルの中には、ファンを認知することで人気になる作戦をとる人がいることも珍しくないです。

僕もアイドルちゃんの握手会に参加するようになって、いつの間にか、というか、「そうあるべきだ」という気持ちもあって、認知欲しいゾって思って、名札つけたりなんなりした時期がありました。
だって認知してもらったら嬉しいし、調子に乗っちゃうし、好きになっちゃうし。



でも今は「認知っていらなくね?」派になりました。

なぜかと言うと、握手会に行けば行くほど、自分の推しの近くに行けば行くほど、「自分にとっては一番のアイドルだけど、アイドルにとってはたくさんいるファンのひとりでしかない」ということを痛感したからです。
うわぁオタクってキモぃ、まぢ無理。。

現実的なお話をすると、乃木坂ちゃんの握手会って単純計算で1日4000人くらいと握手するんです。
ひとシングルで計6日間あるので、24000人。
んな、覚えられるわけないやんと。

推し被りが多いから、ライバルが多いから認知を求めなくなった、というとめっちゃ浅いオタクみたいで寒いけど、それでも握手会に行く理由はあって、その理由のほうが、僕にとっては認知よりも大切で貴重で尊いものだと思っています。
だから、そっちに気付けてよかったなって今は思ってるよ。



僕が今握手会に行くのは、認知のためではなくて、言葉を伝えるためです。
THE原点回帰ですね。

言葉は返ってこなくていいし、100%自己満足でいいやって感じ。
自己満足つっても、もちろん最低限のマナーは大事だよ。


ここからは、アイドルの握手会に限らず声優現場含め接近戦全般に言えること。
繰り返すようだけど、個人的な考えなのでよろしく。


接近戦に参加するスタンスっていろいろあると思っていて。
例えば、「この曲の〇〇が好きです」「こないだの雑誌のインタビュー良かったです」とかの感想とか。
例えば、「〇〇についてどう思う?」とかの質問とか。
例えば、オモロイことやってドッカーンと跳ねる感じのネタ接近とか。
例えば、「今度のライブ行きます」「受験頑張ります」とかの宣言とか。
例えば、「来週試合あるので応援してください」とかのエール頂戴とか。

他にもいろいろあるかもしれんけど、とりあえずこのくらいかな?

上から行くと、感想ね、これは大事。
「こういうのが求められてるんだ」とか「やってよかった」とかを実感する機会として、接近戦は貴重というか、かなり直接的で効果があると思います、演者側にとって。
あと、感想伝えようって思うと、ちゃんと読んだり聞いたりするしね、そういう動機付け的な意味も含めて大事。

次、質問。
いくら距離が近くなったとはいえ、ラジオやブログで個人的な質問に答えてくれることは珍しいので、めっちゃ気になるんだけど絶対ブログで書いてくれないようなことを質問したい気持ちは分かる。
ただ、演者側からしたらそんなん想定できないわけで、答えに詰まったりして、剥がされて、お互い「あっ…」みたいな気まずい空気になることもある(経験談

次、ネタ。
僕はできないしやるつもりもないけど、Twitterで接近レポとか見るとすごいな~って思います。

次、宣言とエール頂戴。
僕個人的には、ここがかなり肝だと思っています、なう。
現に「就活なので応援してください」とか「今度のミュージカル絶対行きます」って言った経験にもとづいて、お話を広げてみます。

ちょっとクサい言い方すると、接近戦って「約束の場」的機能があると思っていて。
どのオタクとどんな約束をしたかとか、そんなこと向こうは覚えてくれてないのはわかってるんだけど、それでも僕にとっては唯一無二の存在に対して、直接「頑張ります」って言って、それに対して向こうも「頑張ってね」って返してくれて。
ビジネスなやり取りかもしれないけど、面と向かってそのやり取りをしたという事実がどこかで心の支えになるというか。
「頑張ってねって言ってもらえたんだから頑張らないと」って思うし。
そこには認知されるか否かなんて感情は無くて、ただあの5秒間を思い出すだけで勇気がもらえるんだなぁって、そういう経験。





幸い(?)にも、僕の乃木坂ちゃんの推しメンはプロアイドルなので、認知なんてしないし、そこがカッコイイな~って思うんですけど、同じように認知作戦アイドルもカッコイイな~って思うし。

認知欲しがるオタクのことも否定するわけではないし、僕が手紙わーわー書いてるときにそういう気持ちがゼロかって言われると、ゼロではないなぁとも思うし。

いろいろ難しいけどね、自分なりのスタンスというか、温度感みたいなのを見つけられて良かったなって思っています。
こんなふわっとした締めでいいのか。





最後。
ちょっと前に、TrySailの伝声管イベント?があったじゃん。

当時、その機能に気付けていなかった僕は、「自分で考えた台詞を言ってもらうなんて意味ないじゃん!ケッ!!!!」って思ってたんですけど、今思うとマジでゴミオタクだと思うし、めっちゃ目の粗いヤスリでケツ穴ジョリジョリしてやりたい気分です。





おわり