せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

20160807ここさけ昼

2016年8月7日に秩父市役所で開催された、「『心が叫びたがってるんだ。スペシャルイベント~秩父ふれあい交流会~」。

の、昼の部を、今更書いてみる。

登壇者たくさんいました。
キャストは10名。
成瀬順役、水瀬いのりさん。
坂上拓実役、内山昂輝さん。
仁藤菜月役、雨宮天さん。
田崎大樹役、細谷佳正さん。
三嶋樹役、村田太志さん。
宇野陽子役、高橋李依さん。
江田明日香役、石上静香さん。
相沢基紀役、大山鎬則さん。
岩木寿則役、古川慎さん。
スタッフは4名。
監督の長井龍雪さん。
脚本の岡田麿里さん。
キャラデザ・総作画監督田中将賀さん。
音楽のmito(クラムボン)さん。



せっかく遅くなったことだし、気楽にいきますかい。






開演13:34
終演15:50


えっと、あの日はあれだ、前日にオタクハウスに泊まって、朝に家出て、オタク拾って、車で秩父まで行ったんだったな。
楽しかった楽しかった。

近くのホテルにチェックインして荷物を置いて、会場に向かいました。


この日は、とにかく酷暑でした。
Yahoo!で調べたら33度って出てきたけど、もっと暑く感じたなぁ。
会場が市役所の駐車場ということで、屋根もなんもないんですよね(ステージには屋根が一応あった)。

で、入場時に歌詞カード(後述)と、叩いて使う冷却剤(ヒヤロン)が配布されるという。





開演前に、城嶋先生役の藤原啓治さんによる注意説明(録音)。
早く快復してくださることを祈るばかり。



作品の主題歌である乃木坂46の『今、話したい誰かがいる』(名曲)が流れ、作品のダイジェスト映像的なのが流れた後にイベントタイトルがスクリーンにどーん。


キャストが登場。

並びは下手から、
水瀬、内山、雨宮、細谷、村田、高橋、石上、大山、古川の順。

雨宮さんは、上は公式グッズのアゲハTシャツ、青のスキニーパンツでポニーテール(髪留めは青)。
同じチア部の高橋さん石上さんもアゲハでした。良き。

チャイムが鳴って藤原さんのナレーションが入り、日直(進行役)に内山さんと水瀬さんが指名されました。
その後、各キャストから簡単な挨拶。 
雨宮「こんにちは。仁藤菜月役の雨宮天です。暑いですが元気に!水分補給してくださいね」
他の作品イベでは見たことないくらいのハイテンションでした。



・クラスルーム

事前に取ったキャストへのアンケートをもとにトークしていくコーナーでした。
最初にシーンが映り、「このシーンを選んだのは私です」と名乗るという流れ。

学校の机が持ち込まれ、司会以外は着席。
懐かしいねーみたいなリアクションの面々。

下手側に司会、上手側にほかのキャスト。


1.楽しかったシーン、笑えたシーン

1-1.DTM研の「声優さんは2.5次元だから!」のシーン
これを選んだのは、雨宮さん。
雨宮「岩木の理屈がいいなと」
流れで、イベント物販のパンフレット…というか水瀬さんのフォトブックを絶賛する一同。あれは良かった。
細谷「雨宮さんのマネージャーにも、『雨宮さんはやらないんですか!?』と言ったんですけどね」

1-2.ミュージカルの「ボッ!」のシーン
これを選んだのは、内山さん、高橋さん、大山さん。
大山「心のエナジーを燃やしているシーンです」
高橋「あのシーンが収録終わっても忘れられなくて。曲のいちばんの聴きどころです」
内山「衣装がまたいいなぁと思います」

1-3.ミュージカルが作り上げられていく過程の、劇伴のみのシーン。
これを選んだのは、水瀬さん、古川さん。
細谷「こんなシーンあったっけ…セリフないシーンは記憶から消えそう」
古川「こんな高校時代を送りたかったなぁという気持ちで選びました」古川さんは、文化祭ではサーティワンを買ってきてそのまま売っていたらしい。


2.感動したシーン、涙したシーン

2-1.冒頭の、順が卵焼きを口に詰められるシーン
これを選んだのは、細谷さん。
細谷「順が純粋に言ってるから、ふたりの温度差で胃が痛くて。いいシーンだけが感動じゃないんだよ!」

2-2.ミュージカルのラストの合唱シーン
これを選んだのは、石上さん。
ちなみに石上さん、水瀬さんからは「ずっち」と呼ばれていました。雨宮さんは変わらず「ソラム」。
石上「集大成のシーンで、普通に感動しちゃいました」

2-3.順の「お前なんて時々腋臭いくせに!」のシーン
選んだのは、水瀬さん、雨宮さん、高橋さん、石上さん、大山さん、古川さん。
細谷「客観的に、臭いがいちばん傷つくでしょ」だから選ばなかったということらしい。
石上「違う感動がありますよね」 
細谷「雨宮さんもさ!言われたら嫌じゃない!?…言われることないか」
内山「いのりちゃんの言葉が重くて、ドスンと来る感じで」
水瀬「芝居という感じがあまりしなくて…なんというか」
内山「爆発、みたいな」
水瀬「そうです!」


ここで、藤原さんのナレーションで、特別講師としてスタッフ4人が登場。
司会の横に座る4人。 

3.特別講師に聞いてみたいこと

3-1.ミュージカルシーンで大変だったことは?(石上→田中)
mito「ミュージカルをやるというのが前提で進んでいて、私は曲を決めるだけだったんですけど…絵を動かすのは大変だったと思います」
田中「大変でした。何がって言われると、全てが大変」
岡田「酒の勢いで『やろうぜ!』と提案しました(笑)」

3-2.ミュージカルの作詞や作曲にはどれくらい時間がかかった?(大山→mito、岡田)
mito「劇伴はあえて薄めにつくって、ミュージカルシーンで盛り上げるようにしました。全部で3~4日でした」
岡田「mitoさんの前で歌わないといけないのが大変でした」
細谷「岡田さんの歌はどうでした?」
mito「……うーんと、いろんな意味であっさりとした歌でした」

3-3.当初と大きく変わったシーンはありますか?(雨宮→長井、岡田、田中)
長井「大きく変わったところはないですね。最初は文化祭だったのを、(確か学校で完結したくなくて、みたいな理由で)ふれあい交流会にしたことくらい」 
水瀬「キャラ設定で変更とかはあったんですか?」
田中「変わったのは拓実ですね。最初は綾野剛路線だったんですけど、それは(クラスメートの)福島くんになりました」

3-4.今叫びたいことはありますか?(水瀬→全員)
水瀬「内山さんとよく取材で聞かれたので、その仕返しです」
長井「暑いですね」
岡田「ご苦労様です」
田中「武甲山綺麗ですね」
mito「前日入りした時に食べた、そこのラーメン屋(会場のすぐ近く)の珍達そばが美味かったです。日曜(この日は日曜でした)定休日みたいなんですけど」

武甲山こんな感じ。









ここでチャイムと藤原さんのナレーション。

ここからは、mitoさんによる音楽の授業。
イベントの最後に行われる、生アフレコのミュージカルシーンの最後を、観客も一緒に合唱しようという企画。
そのための歌詞カードでした。


『心が叫びだす』『あなたの名前呼ぶよ』の曲名から、下手側は水瀬さん(「ここさチーム」)、上手側は雨宮さん(「あなな」チーム)と命名。
 
1番をmitoさんが歌い、観客が歌い。
2~3番をmitoさんと水瀬さんが歌い、観客が歌い。
それを「あななチーム」もやり。
最後に同時にやって練習終了。
もう、mitoさんと水瀬さんと雨宮さんのやつだけ聞いていたかったぞい…。


キャストは一旦退場。
mitoさん(キーボード・アコギ)と、徳澤青弦カルテットのみなさんが残ります。
そして、ゲストボーカルでTWEEDEESの清浦夏実さんが登場(イベント後の清浦さんのブログ→こちら)。

ミュージカルで使用された曲の元ネタを、原曲の歌詞で披露しました。

01.Summer Time
02.Those were the Days
03.word word word(日本語歌詞、水瀬さんも参加)
04.Harmonia
05.Over the rainbow 

01はオペラ『ポーギーとベス』の冒頭の曲。
この作品、オペラというか様式的にはミュージカルらしく、ミュージカルの先駆的な作品だそう。
それの冒頭ってことはなかなかすごいですなぁ。

03はサントラにも入ってる、罵倒ソング。

04と05の間のMCの、
清浦「昨日秩父の町を巡って、物語がここで生まれて永く生きていくんだなと感じた」
というのが印象的。





音楽チームは全員退場。
かわりに、ミュージカルシーンに登場していない村田さんを除くキャストが登場。

並びは下手から、
高橋、大山、細谷、水瀬、雨宮、内山、古川、石上。

スクリーンには、順が行方不明になってからミュージカルが始まるまでのシーンが流れます。
ここも確か生アフレコ。

01.あこがれの舞踏会
02.光のない部屋
03.燃えあがれ
04.わたしの声
05.心が叫びだす/あなたの名前呼ぶよ 

01は雨宮さんひとり。
02は雨宮さんと、ハモリで高橋さんと石上さん。
03は大山さんと古川さん。
04は水瀬さん。
05は村田さんも含めたキャスト全員と、観客全員。


歌じゃない合間のセリフシーンも全部生アフレコでした。
02のときとか、順は画面にはいないけどお城で沈んでるわけで、水瀬さんもそういう表情浮かべてて…すごかったです。

というかね、すごかったです、全部すごかった。。
お辞儀をするキャストに対する、なかなか鳴り止まない拍手がそれを物語っていました。

これ、最後か夜の部んときに書く。長くなりそう。





最後の挨拶。

古川「屋外でアフレコしたのは初めてでしたが、ここさけでやれて、秩父でやれて嬉しいです。今日のミュージカルは皆さんと作り上げたものだと思います」
大山「皆さんに歌ってもらって、感動を共有できて、最高の思い出になりました」
石上「この作品に参加できて幸せです」
高橋「秩父でここさけを感じながら汗をかけたことが幸せです」
村田「壮大な自然のなかで、皆さんのエモーションが伝わってきました。素晴らしい作品にかかわれてありがたいです」
細谷「皆さんに感謝しています。皆さんの笑顔がとてもありがたいです。帰るまでがここさけですよ」
雨宮「皆さん楽しかったですか?(歓声)ありがとうございます。皆さんと一緒に歌って、感動しました。作品イベントで野外は初だったんですが、山がドン!空ー!という感じで、秩父は素敵な場所だと思いました。遠くから来てくださった方は気をつけて帰ってくださいね。前から後ろまで、ありがとうございました!」
mito「普段そっち(観客)側にいるので、舞台にあがると大変なんだな感じました」
田中「たくさんの方が来て歌ってくれて、貴重な体験ができました。自分の中でもプラスになると思います」
岡田「皆さんの歌が聞けて……なんだろう、感動しました」
長井「こんなに大勢の方が来てくださって、秩父というのも相まって嬉しいです。なかなか劇場作品でイベントをやれることってないので、またこういうイベントがやれるような作品を作っていきたいです」
内山「こんなイベント、なかなかないと思います。いい思い出になりました。みなさんにとってもなるといいなと思います」
水瀬「ここさけの話ができて楽しかったです。ここまで暑くなるとは思いませんでしたが、目に焼き付いた景色を忘れないと思います。私も、改めてここさけは大好きな作品だなと感じました。来月で公開から1年になりますが、またBlu-rayを見て、世界に浸りたいと思います」


最後にまた合唱して、イベント終わりです。



夜も書くぞい。