せーはくの備忘録

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『こえ部vol.7』を読みました。

ようやく体調が戻ってきました。
新年早々嘔吐と下痢に冒されるとは思わなかった…と思ったけど昨年も冒されてたので恒例行事らしい。
平熱35度台で38度後半いくとキツイんだぜ。


さて。
先日のC89で販売されていた、サークル「aoiaki」さんの『こえ部vol.7』を読んだので、その感想やらなんやらをつらつらと。
大切な本に出会えたことを、忘れないように。





まず、僕と『こえ部』との出会いから。

『こえ部』を買ったのは、今回のが初めてでした。
キッカケは、「ありがとうを伝える旅の途中で」を書かれているみやっちさんが、『こえ部』に寄稿されていることをツイッターで知ったことでした。
大変失礼ながら『こえ部』を存じ上げていなかったため調べてみると、なにやらスフィアファンの熱い思いを結集させた本らしいと理解しました。
そしてそして、今回はみやっちさん以外にも、ケイスケさん(「『叶えらんなかった』から始まる物語」を寄稿されています)も参加されていると知り、フォローさせていただいている方がふたりもいるなら買うしかないじゃん!と。

後に、ことぶきめぐみさんが漫画で、TrySail特集でタカさん、ざるそばさん、れんれんさんがイラストと楽曲クロスレビューで参加されていると知りましたが、購入動機はみやっちさんとケイスケさんでした。

『こえ部』を読む前に名前を存じ上げていた方々は、上記の6名でした。


次に、僕とスフィアの関係について。

「オタクきもっ」寄りの世間的マジョリティに属していた僕がこんなふうになったのは、「けいおん」がきっかけでした。
具体的時期は、2期放送中だった2010年夏頃。
そして、もともとラジオっ子だった僕が次に興味を持ったのは、「豊崎愛生のおかえりらじお」でした。
高校受験を終えた3日後の2011年2月20日、けいおんのライブイベント「Come with Me!!」に参加し、僕は愛生ちゃんに惚れました。
その時からずっと、3万人で歌った「大好きをありがとう」を大切に胸に抱いて、その言葉を軸に愛生ちゃんに接し、愛生ちゃんを応援してきました。

2014年のSELTツアーで初めてスフィアのライブに参加し、そこからいろいろとあったけれども、応援の軸はラジオで、それはみなちゃんはるちゃん彩陽さんにも言えることでした。
でも、最近はおからじ以外の3人のラジオもあまり聞かなくなってしまって、早い話が心がスフィアから離れかけていました。
愛生ちゃんだけは、やっぱり離れられなかったんだけれども。

でもでも、たまにライブに行くと「やっぱスフィア楽しいな」ってなるし、気が向いた時にプラスフィとか聞くと「居心地いいな」ってなるし、こないだのMR03も4人の4人だからこその笑顔が見られてとても幸せでした。


そんな、スフィアに対する距離感がふわふわ定まらない僕が、スフィアへの愛が詰まった『こえ部』を読んでみました。



まず、最初におことわり。
全員分の感想を書きたいのはやまやまなんだけれども、ろくに愛生ちゃん以外の3人に、スフィアに深く触れてこようとしなかった僕が、深く愛してきた方々の文章へコメントするのは失礼にあたると思うので、割愛させてください。
それくらい、愛を感じる文章たちでした。
特に、最初の記事である、さけとめさんの「4人を見る景色、4人が見る景色」から溢れてくる愛は凄まじかった。
僕は彩陽さんに深く触れてこなかったけれども、彩陽さんの紡ぐ言葉のひとつひとつが大好きで、彼女の人間性が大好きで。
だから、その言葉を、生き様を大切に感じ取ってきたのであろうさけとめさんの文章も、あたたかかった。
あと、あでいるさんの「衣・食・住・美菜子」も面白かったな。
ああいうオチの文章、好きです。

いろんなファンの方がいると思うけれども、僕は他の方の分析やら論やらを読むのが好きなので、全編通して非常に楽しく読ませていただきました。
書くのも好きだけど、それはTwitterで書くのがなんだか恥ずかしくて、結局お手紙に書いてしまって満足しちゃうことが多かったり。

ということで、今回感想を書かせていただくのは、ケイスケさん、みやっちさんの文章と、ことめぐさんの漫画、そしてTrySailのお三方について。




・ケイスケさんの記事について

僕がケイスケさんをフォローさせていただいたのは、確か昨年9月の「猫森集会」終了後。
みやっちさんがRTされていた、「猫森集会」に関するケイスケさんのツイートを拝見したのがキッカケだったと記憶しています。

今回の記事の冒頭で、ケイスケさんは、2014年2月以降はスフィアのイベントに参加することが少なくなっていた、とおっしゃっていました。
僕が大学受験を終え本格的にイベントに参加できるようになったのが2014年3月からだったので、僕の知らないスフィアをたくさん目に焼き付けてきたんだなぁと思いながら、記事を読ませていただきました。

ケイスケさんが2015年の「music story」を解釈する上で前提に据えられていたのは、2013年11月のシングル「Sticking Places」、そして2010年に開催されたringsツアーのNHKホール公演でした。
その瞬間をリアルタイムにスフィアと共有してこなかった僕は、ケイスケさんの書かれた記事の本質的なところを理解することはできませんでした。
感覚的にはわかっても、きっとその本質は、2010年と2015年のNHKを経験した人にしかわからないことだろうから。
それでこその「ライブ」なのだと思うし、それだからこそスフィアに、応援する人に会いに行きたいと思うし会いに行く価値があるのだと思うから。

でも、ぐっと心に響いたところがあって。
それは、記事後半の「この人が一つずつ夢を叶えていく姿を、これから先もずっと見ていたいなと、ただただ思わされた」というところです。
まさにその通り、といってしまえば簡単なんだけれども、やっぱり好きな人が夢を叶えていく姿は嬉しいし、誇らしい。
だから、愛生ちゃんがひとつの夢を叶えた9月の「猫森集会」で、幸せそうに笑って踊って歌って演奏しているのを見られて、これ以上の幸せはないと思えました。
それを「愛生ちゃんが愛生ちゃんの好きな人と一緒に歌って演奏して、本人たちだけでなく、谷山さんのことや愛生ちゃんのことを好きな人までもが幸せな気持ちに包まれた、珠玉のほっこりタイム」と表現してメールを送ったら、豊崎サンタさんに「4コナン」をいただきました(めんどくさい表現なのに選んでくれた愛生ちゃんとなっちゃんありがとう)。

ケイスケさんの見てきたスフィアと僕の見てきたスフィアは、違うタイミングなのかもしれないけれども、確かに同じ時間軸にあって。
僕が見てきたスフィアはそれまでのスフィアがあったからこそ存在し得たんだな、と、当たり前なんだけどその当たり前のことを噛み締める、そんなケイスケさんの記事でした。
ケイスケさん、ありがとうございました。



・みやっちさんの記事について

僕がみやっちさんをフォローさせていただいたのは、いつだっただろうか。
はっきりとした記憶に無いくらいには、昔から仲良くさせていただいている方です。
住んでいる地域が違ったこともあり、お会いしたのは11月のサイン会のときが初めてだったのですが。

みやっちさんは、なんか書くのも恥ずかしいけれども、愛生ちゃんとの距離感、愛生ちゃんへの愛情の向け方が僕と似ているような気がしていて(あと、関係ないけど虎党だ)、つまるところとても共感する部分が多い方です。
みやっちさんは結構ポエミーな(?)ツイートをされるイメージがあって(もちろんからかっているわけではない)、そのひとつひとつを「あぁ、わかる、わかります」と頷きながら読ませていただいています。

だから、他の方の文章で感じた「こんなこともあったんだ」「こんな接し方もあったんだ」という、ある種の「新発見」ではなくて。
僕と同じ方を愛する、僕と近い形の愛を持っている方の、僕と違う表現の文章を読ませていただいたような気持ちでした。
とても感性の近い方だと思っているから、きっと僕の思いをうまく代弁してくれるような、そんな素敵な文章を書いてくださるんだろうなと思っていたら、やっぱり書かれていたのはすごく沁みる言葉たちでした。

記事の最後にあった「みんなの笑顔が、声が、想いが、私の、自慢で、誇りで、自信です」という、みやっちさんが「最も好きなもののひとつ」である愛生ちゃんの言葉を、僕はどっかで見たような気がしていて。
きっとそれは、2ndソロツアー「letter with Love」の時期のブログ(『本公演ファイナル!』)にあったからなんだと思うのだけれども、今回ここで不意打ちを食らうとは思わず、読んでいて僕も目頭が熱くなりました。

僕を愛生ちゃんに出会わせてくれた「大好きをありがとう」という言葉は、この歌詞を紡いだ大森祥子さんにとっては、「大好きにさせてくれてありがとう」という、「お礼の気持ち」なのだそうです。


僕にとっても、当初はそうでした。
でも、愛生ちゃんを応援していく中で、この言葉の持つ意味合いが、どんどん大きくなっていきました。
それは、「"大好きと思えるもの"を、ありがとう」。
愛生ちゃんが「スーパー声優」として、様々なジャンルのお仕事に挑戦してきてくれたおかげで、今まで知らなかった世界に飛び込めました。
愛生ちゃんがキッカケになってくれて、魅力的なものを知ることができました。

僕にとってのそれの最たる例は、舞台です。
2014年の4月に愛生ちゃんがbpm本公演「不如帰」に出演されて、僕は舞台の面白さを知りました。
舞台って、エンターテイメントの中でもなかなかハードルが高い部類に入ると思っていたので、愛生ちゃんがキッカケにならなかったら、きっと人生で触れずに通り過ぎてきたんだろうと思います。
bpmさんは「不如帰」以降、2015年の夏に「ネバーランド A GO! GO!」という公演を上演されていて、それも観に行きました。
ちなみに、今年の3月には「アヴェ・マリターレ!」を観に行く予定です。

愛生ちゃんが歩む「旅」を一緒に歩む途中で出会ったものが、僕は舞台(とbpmの演出も務められている浅沼晋太郎さん)だったというだけで、それは人それぞれなのだと思います。
おからじで流れた何気ない音楽かもしれないし、愛生ちゃんが好きなコーヒーかもしれないし、それこそ「チャージ730!」で共演されていた方々かもしれない。
その「訪問先」が何であるにせよ、愛生ちゃんの「おかえり」が聞きたくて、おからじという「家」に「ただいま」してしまうんだと思います。
愛生ちゃんとおからじは、きっとそういう存在なのだろうと、改めて思いました。

なんだか、みやっちさんの文章への感想になるはずが、かなり脱線してしまいました。
みやっちさん、素敵な文章をありがとうございました。



・ことぶきめぐみさんの漫画について

毎度思うことなのだけれども、ことめぐさんのイラストや文字からは、愛生ちゃんのそれを連想してしまう。

ことめぐさんの元来持っているものが愛生ちゃんと似ているからだと(勝手に)想像していて、だからこそ、ことめぐさんにとっても愛生ちゃんは大切な存在だし、愛生ちゃんにとってもことめぐさんは大切なファンの一人なのだろうと思います。

「でぃんどんで1枚絵」と言われると、僕も4人で手を合わせるあのシーンが真っ先に思い浮かぶので、ちょっと嬉しかったです、ハイ。

と、C89で同ブースで委託販売されていた「チャージ730!本」についても。
毎週「チャージ730!」を見ていた者として、そしてことめぐさんのイラストを楽しみにしていた者として、これが1冊の書籍になったのがとても嬉しかったです。
あとがきに「おわび」として「えんぴつの跡、けしごむの跡を消していない部分がいくつかあります。ご了承ください」とありますが、いいんですこれがいいんです!(大声)
ことめぐさんのイラストは、あたたかさと愛にあふれていて。
なんて言うんだろうな、ことめぐさんのイラストを見ていると、「ああ、愛生ちゃんが好きだ」って思えるというか、不思議な感覚になります。

イラストって文章よりも視覚に訴えかけてくるから直接的で、だからインパクトも強いし、イラストが描けない僕は羨ましくもあるんだけれども、その反面で文章よりも詰め込める情報量は少ないと思っていて。
でも、ことめぐさんのイラストは、文章よりも「情報量」は少ないかもしれないけど「感情量」は多いと感じています。

色鉛筆テイストなあたたかな雰囲気を消さず、使用している紙も肌触りが良くて。
愛生ちゃんにとってきっと大きな挑戦だったであろう「チャージ730!」を思い出せる、大好きな本になりました。
こんな素敵な本を作ってくださって、ありがとうございました。



・「TrySailを描く」のお三方について

タカさん、ざるそばさん、れんれんさんのイラストは以前からよく拝見していたので、『こえ部』に載ると知った時は嬉しかったです。
というか、「TrySailの特集があること」自体、嬉しかったかな。

どれもTwitterでよく見る絵柄でありながら、どこかライブのキラキラ感があって。
その絶妙なキラキラ感が、すごくいいなぁと思いました。

れんれんさんの、なんていうんですか、あの「絵の具感」っていうんですか(知識不足)、アレ、すごく好きです(知識不足に次ぐボキャ貧)。
あと、タカさんの語尾に「(o・∇・o)」が無い違和感はすごかったです。





と、こんなところで以上です。
書き始めてから3時間も経ってしまった。

スフィアやTrySailを本当に愛している方々の書いた文章、描いたイラストを堪能できて、なんだか「彼女たちを好きになれてよかった」と、ありきたりな感情をいだいてしまいました。
こんな素敵な言葉を紡げるようになりたいな。

こんな素敵な本をつくってくださった、サークル「aoiaki」代表のばんばさん、ありがとうございました!