せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

2015年と乃木坂

忘れないうちに書かないといけないと思ったので。

とりあえず、気になるコラムたち。
乃木坂46論
公認コラム『のぼり坂』
リアルサウンドの香月孝史さんの記事一覧




私が乃木坂を知ったのは、2015年の1月19日。
乃木坂ファン(西野七瀬推し)の友人が見ていた「乃木坂って、どこ?」を冷やかし感覚で見たのが最初の出会いだった。

この日の放送では、11thシングル『命は美しい』の選抜発表が行われた。
LINEのトーク履歴を見ると、友人はめっちゃテンションが上がっている。おもろい。
初めて西野七瀬という人を見た私の感想は「耳骨がかわいい」だった。
高山一実は「千葉県の面白い人」という第一印象だったらしい。
これまでただのアニオタだったが、高校まで同じ部活で別の大学になってしまった友人と話題を共有できるなら、という軽い気持ちで「乃木どこ」の視聴を継続することになった。
アイドルにはちっとも興味がなかったが、番組としては面白かったし、あくまでアイドルを目立たせようとするバナナマンの進行っぷりに好感をもったのも、視聴継続の決め手になった。

いつだったかは分からないが、最初に興味を持ったのは生田絵梨花だった気がする。
苗字が地元の地名だったからとか、そんな理由だった気がする。
その後メンバープロフィールを見て、深川麻衣に惹かれた。
多分、最年長だったこと、口元のほくろが色っぽいこと、このふたつが理由だった。
これからしばらくは(最初は冗談半分だったが)深川麻衣推しとして過ごす。
半年ほど経って推し変することになるが、この時も今も深川麻衣の呼び方は「まいまい」ではなく「深川麻衣さん」。

2月11日。
友人の家に行ってスマブラをした。
その時ノートPCを持っていって、アルバム「透明な色」を取り込んだ。
カラオケに行って帰宅しアニメを見た後、乃木坂の曲を初めて聞いた。
「どちゃくそ高まるから」という理由で『ガールズルール』が好きになった。
次点で『バレッタ』と『何度目の青空か?』。
そして、「乃木坂には、気温24度で風速2mくらいの曲が多い」というイメージをもった。
『夏のFree&Easy』は「歌詞がやばい曲」らしい。

2月13日。
乃木坂のPVを初めてYouTubeで見る。
『ガールズルール』だった。

2月22日。
乃木坂46は3rdバースデーライブを西武ドームで行った。
その時はもちろん参加しようなんて思っていなかった(友人は落選してた)。
スカパーで生中継があり、視聴できる環境にあったので録画だけはしておいた。
翌日にHDDを起動して録画リストを見たら、録画時間が8時間もあって驚いたのを覚えている。
ライブの半分くらいまで見た記憶はあるが、本音ではそこまで興味がなかったことと知らない曲ばかりを披露されても分からんという理由で、途中で見るのをやめた。
寒い中大変そうだなぁとか、オタク意外と静かだなぁとか思った記憶。
現在も結局全部は見てない。

「乃木どこ」はそれからも見続け、「乃木坂工事中」に番組名が変わっても見続けた。
「NOGIBINGO」は4月放送開始の「4」から見始めた。

5月中旬。
友人から、8月31日に行われる全国ツアーのファイナル公演に行かないかと誘われた。
その時はそれなりに興味も芽生えていて、気になる現場にはとりあえず行きたいという破産待ったなしな性格上参加したい気持ちはあったが、アニサマが被ってるという理由で断った。
実際は2015年のアニサマは28~30日開催で、私の勘違いのために迷惑をかけることになったが、なにはともあれ最終的にはファイナル公演のチケットを手に入れることになる。

5月25日。
「乃木坂工事中」の「みさみさの一人飲み企画」で衛藤美彩の評価が急上昇。
もともと、2月2日と9日に放送された「乃木どこ」のスキー合宿企画でのカラオケ大会で、「歌がうまいメンバーがいるんだな」と名前を覚えていたことも大きかった。
深川麻衣に次ぐ「さん」呼びアイドルとなり、実質深川衛藤の2人推しとなる。

7月27日。
「乃木坂工事中」で堀未央奈の回が放送された。
ゾンビドッキリの回だった。
以前からビジュアルの良さは知っていたが、担当回で堀未央奈のパーソナリティを知り、またしても推し増し。

7月28日。
友人が「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」を見た。
「にわか向けなの?コア向けなの?」という私の質問には、「日本語がわかる人向け」という回答だった。

7月30日。
映画をひとりで見た。
見た後、友人に感想を述べていた。
それによると、
「アイドルは、弱さと脆さを笑顔や輝きで隠してるところに魅力があり、その弱さが言葉に出来ない部分に感じられて、でもその弱さを隠そうとしている強さに惹かれると思う。だから、そういう意味で乃木坂はアイドルだった。最初『メンバーにとって乃木坂って何なんだ』という視点で映画を見てて、『居場所なんだ』って思った。いじめとかの過去も(バラしてるか知らんけど)包み込める、リスタートできる居場所。でもそれは、乃木坂に縛られてるんじゃとも思えて。その中でも、白石と生田は乃木坂を土壌として捉えているように感じた。あと、『仕事があればそれでいい』と答えたのは理想的すぎて、アイドル西野七瀬を見た。まとめると、彼女らの気迫と笑顔に尊敬しなおした」
ということらしい。我ながらめんどっちいオタク。
でも、この映画を見てから乃木坂好きが加速していったのは間違いないと、今振り返って思う。
これまでの人生でアイドルに触れてこなかった自分にとって、それだけ衝撃的な作品で、素晴らしい作品だった。

8月31日。
この日放送の「乃木坂工事中」で、13thシングルの選抜発表が行われた。
生駒里奈の後列、深川麻衣衛藤美彩のフロント入り、堀未央奈の2連続選抜落ちに驚いた。
そして、明治神宮球場で行われた、「真夏の全国ツアー2015」のファイナル公演に参加した。
これが、ライブ初参加だった。
高校時代の友人3人とともに、4連番で参加した。
席はバックネット裏スタンドの中列付近と、会場全体を見渡せるにわかオタクに優しい席だった。
顔と名前が一致するかどうか怪しいメンバーもいたし、ひと夏の思い出になればいいやという適当な気持ちで参加したため、曲の予習も特にしていなかった。
覚えてるのは、ピアノパートや「悲しみの忘れ方」が凄まじく尊かったこと、アンコールのトロッコが目の前にきたこと、13thが「心が叫びたがってるんだ。」の主題歌であることが発表されたときに「天の声だ…」と頭を抱えて座り込んでしまい連番者にキモがられたこと、どれだけ遠くにいても何故か堀未央奈だけはすぐにわかったこと。
あと、ひたすら楽しかった。
これだけの大会場・大人数でライブをやって、果たして楽しめるのか疑問だったけど、実際参加すると楽しかった。
声優系のライブとはコールの入れ方が違ってやたらなんでも咲きクラしたり、トーク中もうるさかったり、「がんばれー!」オタク率の高さにうんざりしたりはしたけど、それらを上回る満足度を乃木坂46は与えてくれた。

9月6日。
初めて「らじらー!サンデー」を聞いた。
ゲストは高山一実だった。
ラジオ好きということもあり、神宮公演で乃木坂に興味を持った私が最初に調べたのは、「どのメンバーがどんなラジオをやっているのか」ということだった。
それで、まず最初に聞いたのが「らじらー」だったと思う。
この日は夕方にTrySailの「コバルト」のリリイベがあり、夜はイベントが無くたまたま時間が合ったというだけで、「らじらー」を最初にした理由は特になかった。
オリエンタルラジオのふたりと中元日芽香の関係性に惹かれ、番組が好きになった。
放送中に「先週は~」というワードが何度か出てきたため、(いけないとは思いつつ)8月30日放送の「らじらー」を動画サイトで聞いた。
その日の放送は、神宮球場から藤森さんが中継し、その後中元日芽香に加えゲストの生田絵梨花斎藤ちはるがスタジオに駆けつけるという内容だった。
8月30日、9月6日の2回分を聞いて、私は中元日芽香推しになった。
もともと「乃木どこ」「乃木坂工事中」「NOGIBINGO」を見ていて、ツインテールだったり「ひめたんびーむ」だったり、そういう自分の中の「理想のアイドル像」を追求し続けている姿に感心していた。
感心はしていたが、「推す」とまではいかなかった。
しかしラジオという推し増し御用達メディアの力と、中元日芽香が、これまで隠そうとしてきたネガティブな部分をさらけ出していいのかどうか悩んでいる姿に、これまでにない魅力を感じた。
映画「悲しみの忘れ方」で、西野七瀬の強さに惹かれたが、中元日芽香は強くあるべきかどうか悩んでいるように思えた。
「支えてあげたい」だとか、そういうのではなく、映画で感じた「アイドルの笑顔に隠された人間臭さ」をラジオを通して知ったことが、大きかった。
それまで深川麻衣やら衛藤美彩やら堀未央奈やらを(一応の)推しとして乃木坂を見てきたが、いよいよ中元日芽香に絞ることになった。

9月13日。
中元日芽香のモバメに登録した。

9月17日。
一般発売でアンダーライブ4thシーズンのチケットを入手した。
ひたすらに運が良かった。

9月19日。
乃木坂が主題歌を担当した、映画「心が叫びたがってるんだ。」が公開された。
公開前は「乃木坂かよ」と批判も多かったけども、公開されたら「合ってるじゃん」と概ね好評だったのが、アニメファンとしても乃木坂ファンとしても嬉しかった。

10月18日。
幕張の12th個握に参加。
初の握手会だった。
中元日芽香のレーンに参加し、手紙も出した。

10月21日。
渋谷AiiAで行われた、アンダーライブ4thシーズンに参加した。
乃木坂のライブには2度目、アンダーライブは初の参加だった。
前回は大きな会場だったため個人の判別が難しく、また中元日芽香という「推し」をもってからは初の参加だったこともあり、小さいキャパで中元日芽香のパフォーマンスを見られるのは楽しかった。
連番ではなかったが、友人(紹介してくれたのとは違う)と共に参加した。

10月28日。
13thシングル「今、話したい誰かがいる」が発売された。
ここさけ盤以外の全形態を購入した。
個人PVは、谷口賢志さんが出演されたいた生田絵梨花のものが印象に残った。

11月3日。
パシフィコ横浜の13th個握に参加。
堀未央奈のレーンに参加した。

11月9日。
ドキュメンタリー映画のパッケージ発売記念舞台挨拶付上映会に参加した。
前列で参加でき、楽しかった。
西野七瀬がセンターを経験してからの変化について語っていたのが印象に残った。
あと、マスコミめっちゃ多くてびっくりした。

12月18日。
アンダーライブ武道館2日目に参加した。
4thシーズンに一緒に行った友人と連番で、スタンドの中央ブロック最前列で非常に見やすかった。
とにかく最高のライブだった。
1st~3rdシーズンのアンダーライブを知らない私にとって、あくまで伝聞でしかなかったガラガラの風景やチケットが売れ残る状況を、ドキュメンタリ映像として見せられて、辛くなった。
と同時に、それでもへこたれずに輝く場所を求めて努力し続けた、歴代のアンダーメンバーを誇りに思った。
ずっと選抜だったが12thからアンダーになった堀未央奈と、ずっとアンダーライブを支え続け11thではアンダーセンターを経験した中元日芽香は、同い年でありながら歩んできた道筋が違う2人だったが、その2人がダブルセンターを務めた武道館公演は、重要な意味をもつと思った。
堀未央奈も自身で言及していることだが、アンダーとして過ごした2015年の下半期は、鮮烈なデビューを飾った堀未央奈にとって新鮮であり、刺激的であり、自身を高める糧となる期間だったのではないかと思う。
中元日芽香や、フロントを務めた北野日奈子寺田蘭世、そしてサンクエトワールのメンバーであり堀未央奈同様「落ちていくアイドル」の中田花奈など、14th以降の活躍が期待できると思う。
だが現状選抜メンバーが固定されつつあり、大幅な入れ替わりはあまり期待できないと思う。

12月21日。
武道館のクリスマスショーに参加した。
同行した友人は2人いたものの、座席的には単番での参加となった。
18日のアンダーライブが良すぎたのもあり、どうしてもライブとしては物足りない感じはあった。
でもまぁ「ショー」なので、ショーとしてはこうなのかな、というか、ある種の「定期公演」みたいなもんなのかな、と感じた。
なにより、アンダラの直後にアンダラと同じ箱で「アンダーメンバー」としてパフォーマンスする姿が見られたのはよかった。
どんな思いでステージに立ってるのかなとか想像したりして、結局選抜よりもアンダーメンバーを見ていた。
今までテレビとかでAKB等大人数アイドルグループのパフォーマンス見てきて、選抜の後ろにいるメンバーのモチベとか表情とか考えたことなかったけども、彼女たちも覚悟持ってやってるんだなっていうのをアンダラでほんのり理解できたし、なんていうか、そのひたむきさ?を応援したいなぁって思った。
アンダーメンバーであることに対する同情心ではなく、尊敬に近いかも。

12月24日。
台場で行われた、サンクエトワールのイベントに参加した。
ま、サインはもらえなかったけども、それはそれとして。
MV集まだ見られてないから正月期間で見ないと。

12月27日。
「らじらー」の公録があった。
イベかぶりで不参加だったけども、メールを採用していただいた。
10月4日のサンエトユニット名決定回でも採用していただいたので、2回目。
年内最後の放送だったし、特別な回だったし、嬉しかったなー。

12月31日。
午前中にコミケ、午後に渋谷TSUTAYAで乃木坂展示、夜は紅白とカウントダウンTVライブ。
紅白出場を聞いた時から、37人全員で「君の名は希望」を歌ってほしいと思ってたから、嬉しかった。




とりあえず、終わり。
こう見ると、見事にズブズブ沼にはまってる感じがすごいなー。
最近、山﨑怜奈に興味が…やっぱりラジオ好きって聞くと、こう、興味が。
アイドルという存在をどちらかと言うと毛嫌いしていたタイプの人間だったので、ここまで好きになれるとは思わなかったし、新たな扉を開くことができてよかった。

今年も乃木坂上り坂でいきましょー。