2018年10月20日・21日に舞浜アンフィシアターで開催された、「麻倉もも Fantasic Live 2018 “Peachy!”」に参加してきました。
概要はこちら。10月に2公演、11月に同じ会場で更に2公演というちょっと変則的な催しの、前半ふたつ。
セトリとか載っけるから見たくない人は見ないでほしいんだけど、とりあえずめちゃくちゃ良いライブだったので、興味がある人で11月のほうで日程空いてる人がいるなら是非体験してほしいなぁと思います。めちゃくちゃ良かったです。マジで。
セトリ。
OP映像
01.パンプキン・ミート・パイ
02.ハピネスピース
MC1
03.トラベリータイム
04.箱庭ボーダーライン
05.ずっと君のことが好きなんです。
MC2
06.赤いスイートピー/松田聖子(1日目)
06.タッチ/岩崎良美(2日目)
07.星間飛行/中島愛
幕間映像
08.No Distance
MC3
09.恋のプレリュード
10.星空を想えば
11.花に赤い糸
ダンサーフラッグパフォーマンス
12.Run for you
13.明日は君と。
MC4
14.Fanfare!!
15.カラフル
16.トクベツいちばん!!
MC5
17.Good Job!
Encore
MC6
18.パンプキン・ミート・パイ(1日目)
18.明日は君と。(2日目)
19.No Distance(1日目)
19.カラフル(2日目)
メモは取ってたんですけど、なんかそんな気分でもないのでぬるっと書いていこうと思うんですけど、その前にダンサーさんだけ書き残しておこう。
「Fanfare!!」推しのハナエさん。「カラフル」推しのコリンさん。「No Distance」推しのモエカさん。「花に赤い糸」推しのマリナさん。
麻倉さんのライブ、本当に、本当に良くて、今年参加したイベントの中でもずば抜けてぶっ刺さりました。めちゃくちゃ良かった。
まず公演時間が良かった。
1日目。18時30分開演、20時45分終演。
2日目。17時01分開演、19時15分終演。
これ以上ない尺コントロールですよ。
MCもそれなりにあって、アンコールなんてくじ引きで曲を決めるから曲尺も読めないのに、それでもこの尺調整具合はとんでもないですよ。
予定終演時間ぴったりに終わらせる麻倉さんもとんでもないけど、予定開演時間ぴったりに始めさせるファンの皆さんも本当に凄いなぁと。
普通、ちょっと大きめの規模のライブって告知されている開演時間から5分~10分くらい遅れて始まると思うし、現にそういう経験をしてきた人ばかりだと思うんだけど、それって時間までに入場しない人が多かったりとか、準備できてない人が多かったりとかして、スタッフさんがなかなかGOサインを出せないのが原因なんですよね。そしてそれによってMCが削られたり終わりが伸びたり泣く泣く途中退出する人が出たりしちゃうわけですけど、今回ぴったりに始まったってことは、お客さん全員がちゃんと入場して、ちゃんと準備して、麻倉さんの登場を今か今かと待っていたってことなんです。凄くないですか。2000人やぞ。どんな空間だよ、とんでもねぇよ。
次、映像が良かった。
今回のライブ、スクリーンを使った演出がとても多かったんですが、一度も麻倉さんをカメラで抜いた映像を映してないんです。
もちろん舞浜アンフィシアターという会場の特性(どこからでも近い&見やすい)もあると思うし、これまで参加してきた同会場のライブでも映像を背負った演出は見たことないから、「いやアンフィってそういうもんやろ」って言われたら「せやな」となってしまうんですが、解釈したがり系オタクなのでこの映像演出の意図を解釈してみた結果、麻倉さんは自ら(と観客)を物語の登場人物にしようとしたのではないかという結論に至りました。
よくあるライブみたいに演者越しに演者の映像を見るような演出だった場合、そこにいる演者はもう現実の存在なんです。物語の登場人物はカメラで撮られることもないし、スクリーンに投影されることもなくて、ただ他の登場人物と一緒の目線で過ごしているんです。伝わるかなコレ。
最初のMCで「みなさんもこのライブのつくり手です」って言ったり、途中のMCで「引き続きファンタジーな世界をお楽しみください」みたいなことを言ったり、そもそもライブタイトルに「Fantasic」を冠していたり。上に書いたような映像演出含め、徹底して丁寧に丁寧に物語世界を演出しようとしていたように感じました。それはとても麻倉さんらしい(と言えるほど麻倉さんを見てきてはいないけど)なぁと。
そしてそのコンセプトは、舞浜アンフィシアターという場所にこれ以上なく相応しいものでした。会場が先に決まったのか、コンセプトが先にあったのかは分からないけど、「完璧だ〜〜!!」となってしまった。
唯一麻倉さんをスクリーンに映した曲に「ずっと君のことが好きなんです。」があるんですけど、これはちょっと特別で、やっぱり世界観はきちんと守られていました。
ステージ上で歌う麻倉さんは曲の登場人物の心情を、スクリーンに映る麻倉さんはその人物の外見(だから映像内でライブ衣装を着ていた)をそれぞれ担当していて、それがとあるところでドヒャアとなる演出があるのでドヒャアとなったわけですが、大事なのは「今あなたがいるのは物語の中ですよ」という世界観を崩していないという点です。
麻倉さんを映さない代わりに映像演出はだいぶ力が入っていて、作り込まれたアニメーションがたくさんありました。「トラベリータイム」は「君の瞳に恋してない」でした。「明日は君と。」はさユりでした。個人的なお気に入りは「Run for you」のWindows XPっぽいところです。あと「花に赤い糸」は油断してると絶対に死ぬから気をつけたほうがいいぞ。
そういう夢みたいなライブをつくるくせに不意にクッソ尖ったMCで現実を切り裂いていくの本当に天才的だと思うし、いっぱい笑っていっぱい心が震えていっぱい声出して、総じて本当に幸せな2日間でした。まさにPeachy。サンキューPeachy。フォーエバーPeachy。
一応11月も同じライブタイトルだからそんなに中身は変えないのかなと思うけど、それでも全然いいやって感じだし、色んな人に体験してほしいライブだな~って思います。幸せの素がたくさん詰まった時間と空間でした。
雨宮さんと夏川さんが自分のやりたいことをどんどんアピールしたり実現したりしていくのに比べて麻倉さんはそういうところがあまり見られなくてヌヌヌとなっていたところも正直あったんですけど、それが今回のライブでスッと分かった気がします。なかなかズバッと表現できないんだけどね。
麻倉さんの原動力って「周りのみんなが幸せな気持ちになってほしい」という感情なのかなと思っていて、「そうじゃない、もちょがやりたいことをやってくれ…!」とずっと思っていて、なんていうか平行線だったんですけど、実際にこうやってワンマンライブに参加してみたらめちゃくちゃ幸せな気持ちになって、「そうか、これがもちょのやりたかったことなんだ」ってやっと分かったというか。平行線だと思っていたのに気付いたら重なってた、みたいな。そんな感じです。
久しぶりすぎて締め方を忘れたので、毎晩寝る前に見て幸せになってる動画を貼って終わります。
おわり