せーはくの備忘録

備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。

雨宮天6thSG『誓い』感想

2018年5月9日に、雨宮天さんの6thシングル『誓い』が発売されました。

それの感想とかいろいろ書きたいこととか。です。

 

『誓い』に関連するブログまとめ。

ツアー栃木1日目2日目 TS | 雨宮天オフィシャルブログ「天模様」

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『誓い』発売 | 雨宮天オフィシャルブログ「天模様」

てんこ盛り | 雨宮天オフィシャルブログ「天模様」

 

俺たちのナタリー!!!!!

雨宮天「誓い」インタビュー|光と闇の2曲で示す、アーティスト“雨宮天”の世界  - 音楽ナタリー

 

声優アニメディア6月号では表紙(なんと来月号も表紙)、声優グランプリでもがっつりと特集が組まれています。まだ読めていないけど。

 

 


 

 

『誓い』の初披露は、2018年3月11日に行われたTrySail2ndツアーの宇都宮公演2日目でした。そこからAnimeJapanでのステージを経て、僕が初めて聴いたのは4月1日の千葉公演。

 

その時の印象としては「とにかく優しい歌だな」というものでした。

それは歌声だけでなく、表情や纏っている雰囲気からも感じられて、「とにかく優しい歌」という、一見雨宮さん自身からは感じられないような雰囲気はエリザベス由来のものだというのは容易に予想できました。

 

僕は『七つの大罪』をそこまで熱を入れて視聴している人ではなくて、1期は流し見程度だったし、確かOVA的なものがあった気がするけどそれは見てないし、今やっている2期(という扱いでいいのかどうかもよく分かってない)も録画を溜めてしまっている。

だけど、これは全ての声優さんに共通することではあると思うんだけど、ひとつの役を何年にも渡って演じることはそう多くないことなので、エリザベスに対する雨宮さんの思いが他のキャラクターを演じるときとは少し違うものなんだなっていうのは何となく分かっている。つもり。

「他のキャラとは少し違う」という点では、アイドルマスター北沢志保も同じようなものだと思うけど、志保とエリザベスで共通しているのは「長く演じている」ということだと思うんですよね。

つまり、何が言いたいかと言うと、雨宮さんがエリザベスに対して強い思いを持っていることは分かっているけど、その気持ちに僕は感情移入をできていないけど、そんな作品とタイアップした曲を歌えているのはとても誇らしいなということです。

 

 

 

少し話は変わって。 

「声優アーティスト」という立ち位置の難しさがここにあるなぁというのを、奇しくもこのTrySailツアーで感じていて。

 

それは麻倉さんのソロ曲でよく感じることなんですけど、『花に赤い糸』って曲、あれは麻倉さん演じる瀬戸口雛ちゃんの心をストレートに歌ったものだと思うんですけど、それを歌う麻倉さんが、どうしても「もちょ」ではなく「瀬戸口雛」に見えてしまうんです。キャラソンではないのに。個人名義の曲なのに。

 

うーん、誤解のないように書ければと思うんだけど、それは悪いことではない。絶対に悪いことではない。

歌うことだけに焦点を絞れば、「声優アーティスト」でなくても、「アニソン歌手」でも「アイドル」でも「ロックバンド」でも、もっと言えば素人でも出来る。けど、そこからキャラクターを想起させるのは、「声優アーティスト」にしかできないことだと思うから。

だから声優アーティストって凄いんだと思うんです。アニメ作品が終わってしまっても、その1曲を歌い続けることでキャラクターは生き続け、聴くものに作品を思い起こさせる。

 

一方で、例えば『skyreach』を歌っている時の雨宮さんにアカメを感じることはそれほどなくて。発売から時間が経った今だから、というわけでもなく、わりと初期からあの曲は「雨宮天の歌」だったという印象があります。

 

もちろんどっちでも有りだと思うんです。アニメで流れているとき、CDで聴いた時、ライブで聴いた時。それぞれの場面で歌い方や感じ方は違うものだから、例えば「CDだとキャラっぽいけどライブだと本人っぽい」とかでもいいと思う。

ただ、この『誓い』という曲に関しては、「エリザベスらしさ」が欠けることが許されない曲だと感じました。ワイ、エリザベスのことそんな分かってないのに。

 

そういう意味で、『誓い』はすごく良い曲です。そこに確かにエリザベスがいる。声優アーティストにしか歌えない曲です。

 

 

 

ライブで初めて聴いた時、「メリオダスへの気持ちを歌った曲なのかな」と感じながら聴いていたんですが、その印象が徐々にもっと壮大なものになっていって、大サビのあたりでは「人類愛」とか「世界愛」とか、その辺まで感じちゃったんですよね。

前述の通り、僕は『七つの大罪』をそこまで知らないから何とも言えないんだけど、エリザベスにとっては「世界=メリオダス」だとしたら、メリオダス様が私の全てなんです!だとしたら、これはもうとんでもないなぁと思ったり。

 

 

 

僕は多分、雨宮さんが好きな音楽を好きではない。

雨宮さんはダークな歌謡曲テイストの曲を好むけど、僕はポップス大好きおじさんなので、bpmが速くて譜割りが細かくてそれなりに高音域のボーカルでないと好きになれない。

でも、それでも、意思と意志の両方が感じられる雨宮さんのアーティスト活動はカッコよくて、尊敬できて、応援したいなと思えて。

 

だから、この『誓い』という曲も大好きになった。

音楽に物語とか感情とか、そういうのを持ち込むのはもしかしたら野暮なことなのかもしれないけど、そうさせられちゃったんだからもうそういうもんなんです。

 

 

僕は新潟公演には行けないけど、デビュー三周年という記念すべき日に、ユニットとしての力を問われるような状況で、初上陸の新潟でライブをするというのは、様々な要素が絡みすぎていて、恐くもあり心配でもあり、それでもやっぱり楽しみだから、GOサインを出した事務所の方を信頼して参加する方々には思い切りはしゃいでほしいし、何より3人に楽しんでほしいなぁと思います。

 

素敵な1日になりますように!

 

 

 

おわり