総括ってほど漫画読んでないけど書いていくぞい。
もともと漫画ってあんまり読んだことなかったんだけど、ゴッドオブゴッドである田淵智也さんが漫画好きとのことで、ちょっくら読んでみようと思って今年はちまちま読んでみました。
なのでそれらを紹介していきたいと思います。
ひとつめ。
花村ヤソ先生の『アニメタ!』です。
2017年12月時点で4巻まで刊行中。
ざっくり説明すると、19歳の新米アニメーター・真田幸ちゃん(通称ユキムラ)の熱血スポ根系お仕事漫画です。
アニメの裏側を描いた作品って、『SHIROBAKO』を筆頭に最近増えてきたなって思うんですが、これも『SHIROBAKO』同様激アツでとても面白い。
『SHIROBAKO』は制作進行のお話だったけど、これは動画のお話です。
アニメを作る上で「動画」は本当に重要で技術も必要です。でも世間的にはどうしても評価されにくく給料も安い。そんな現実が少しでも多くの人に伝わって欲しくて漫画に描いております。
— 花村ヤソ@アニメタ!④発売中 (@hanamurayaso) 2017年4月30日
【試し読みhttps://t.co/8KYXWSuuON 】 pic.twitter.com/SM0E1s595b
たまたまこのツイートを見つけて、試し読みしてすぐに買いました。
元々アニメの裏側には興味があったから、漫画に触れてこなかったとはいえそんなに躊躇いなく買っちゃった記憶があります。
作者の花村ヤソ先生がアニメーターとして10年間ほど活動されていたようで、その辺のシビアさもなかなかリアルな感じ。
漫画に描けないようなこともたくさんあるんだろうけど、ちゃんとアニメの裏側をエンタメに落とし込んでるのは素晴らしいですね。
ユキムラには絵の才能は全然無いんだけど、「アニメが好き!」という真っ直ぐな心と根性だけを武器に新人動画マンとして頑張る姿がカッコイイです。
そして、そんなユキムラの頑張りを厳しくも優しく指導する九条監督、マジイケメン。
「キャラクターデザイン」とか「作画監督」とか「絵コンテ」とか、いわゆるアニメの花形っぽいところばっかり注目していたけど、『アニメタ!』を読んでその考えがちょっと変わったというか。
ひとつひとつの原画をちゃんと繋いで、文字通りキャラクターを動かしているのはまさしく「動画」のおかげなんだし、ある意味で最もアニメーターっぽい役職なのかもしれないな~と思いました。
個人的なことを言えば、僕もユキムラと同様、好きな業界に骨を埋めて死にたいという気持ちがあって、結局それは叶わなかったから、それをちゃんと貫いて、しんどくてもキラキラ輝いているユキムラのことをずっと応援したいって思わせてくれる漫画です。
ふたつめ。
2017年12月時点で24巻まで刊行中。
乃木坂46が舞台・映画でメディアミックスすると知って、そういや田淵さんが前にオススメしてたな~と思い出して、ちょうどいい機会だと思って買いました。
確かこれを買うタイミングでKindle Paperwhiteを買った気がする。とても便利。
薙刀に奮闘する女子高生たちを描いた漫画です。
主人公の東島旭ちゃんは背も小さくて運動も出来ない子だったんですが、高校で薙刀を始めます。
最初はヒィヒィ言っていたものの、憧れの先輩・宮路真春やライバル・一堂寧々と肩を並べるために必死に努力して徐々に実力を付けていきます。
スポ根なだけでなく、マイナースポーツを取り扱ってるだけあって基本に忠実というか、薙刀とはなんたるかというのを丁寧に描いている作品な気がする。
サッカーとか野球とかテニスとか、もはやなんでもありな感じあるけど『あさひなぐ』はそうではないです。
んで、ここ数巻の旭ちゃんが死ぬほど可愛い、なんなん。
巻を追うごとに面白くなっていくし、可愛くなっていくし、強くなっていくし、ほんとにオススメです。
みっつめ。
2DK、Gペン、目覚まし時計。 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)
- 作者: 大沢やよい
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2015/06/18
- メディア: コミック
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大沢やよい先生の『2DK、Gペン、目覚まし時計。』です。
2017年12月時点で6巻まで刊行中。
27歳のぐーたら漫画家・藤村かえでと、25歳のバリバリキャリアウーマン・香月奈々美の社会人百合漫画です。
この2人は同棲していて、まぁ同棲つってもめっちゃ恋愛感情というわけではないんだけど、かえでと奈々美がお互いをちゃんと必要としてるのがとても良い。
あと、かえでの前だけで解禁する奈々美の博多弁がエグい可愛い、シンドイ、アイラブ牧のうどん。
2人の他にも、かえでの漫画家仲間・城山恋由姫、奈々美の同僚で意識高い系OL・谷原侑子、京都弁を操る恋愛マスター・辻堂葵などなど、とにかくキャラクターが魅力的で愛おしい。ちなみに僕は葵さんにコロコロ転がされたい。
そんな大沢先生の百合観がちらっと分かるインタビューがこちら。
ドでかいネタバレとかはないので未読の人も安心して読んでくれよな。
マンガの中に百合シーンを描いていなくても、読んだ人の心で百合になっていたらいい、そういう漫画を描きたいと思っているんです。たとえば、ごはんを食べている時はでんぷんだけれど、かんで飲み込む時は糖になっているみたいな(笑)。読者が読んでかみ砕いてはじめて百合になる、という方向性でもいいのではと。受け取り手によって楽しみ方が無限にあるのが、百合の魅力だと思います。
神!!!!!!!!!!!!!!!
今年読んだのはこの3つ。
他にも勧められてるけど読めてないやつとかがあるので早いとこ手を付けなければならない…来年はたくさん読むぞ……!!!!
おわり