2017年11月11日から12日にかけて幕張メッセで開催された、「Sphere live tour 2017 "We are SPHERE!!!!!"」に参加しました。
出演者は、スフィアの寿美菜子さん、高垣彩陽さん、戸松遥さん、豊崎愛生さん。
1日目
開演18:00
終演21:00
2日目
開演16:00
終演20:00
映像化もあるしメモとかしてないし、諸々割愛します。
スフィアのことと、充電期間のことを書きたい。うまく書けるか分からんが。
今回のツアーは、追加公演の幕張2日間が初参戦でした。
これまで何度か書いてきたから知ってる人は知ってるかもしれないけど、僕はスフィアに対して何とも言えない態度をとってきた。
好きか嫌いかだったら好きだし、ファンかファンじゃないかだったらファンなんだけど、いちばん好きかと言われたらいちばんではないし。
でも、2011年から2014年くらいの自分はスフィアが大好きで大好きで、当時のブログ(探したい人は頑張って探せ)をちょっくら読み返してみたら3日に1回くらいスフィアについて書いてあるんです。
そういう自分が過去にいたからこそ、後ろめたさとか申し訳なさみたいなのもある。
いや、申し訳なさとはちょっと違うかなー、こう、スフィアのことを考えると、心が渇いてる自分を自覚して嫌になるっていうか、ちょっと視線を落としたくなるというか、そんな感じ。
で、そんな時に発表された充電期間と、"We are SPHERE"というツアー。
マジかーって思いました、「私たちはスフィア」って、マジかと。
この"We"には、4人だけではなくてスタッフもファンも含まれていて、それは現在進行系ではなくて8年間の全ての時間があるっていうのもすぐに分かった。
ってことは俺もスフィアってことだよな…と思って、こんな曖昧な自分を肯定された感じがしてすごく救われた、けど、こんな簡単に救われちゃいけないとも思った、甘えちゃいけないと思った。
この8周年の記事では「肯定された」みたいなことを書いているし、4人は強くて優しいから、多分肯定してくれてるのだと思うけど、これはもうまるっと僕自身の問題で、これじゃいかんと思いました。
1日目は友人と連番で参加。
どんなライブになるんだろう…と、楽しみ4割怖さ6割で臨んだものの、ステージ上の4人はとても楽しそうで、僕の知っているスフィアのままで、結局「スフィアって楽しいな」っていういつも通りの感想に収束してしまった。
愛生ちゃんの「クローバー」はなんだか凄みがヤバみだったけど。
でも、美菜ちゃんが翌日のMCで「喋りすぎると泣いちゃいそうなくらい」気が張っていたと言っていたので、4人にとってはいつも通りを装った全然いつも通りではないライブだったみたい。
2日目はひとりでステージ正面のスタンド最後列へ。
会場全体を見渡しておきたかったから、ちょうどいい席だった。
田淵智也皆勤賞だし、いちばん好きな「Spring is here」がスペシャルバージョンで聴けたし、やっぱりスフィアライブは楽しい。
トリプルアンコールを求める声もあって、結局それは実現しなかったけど、僕はどっちでもよかったかなーって思っています。
ライブの形としてはダブルアンコールの「Endless Anniversary」で終わるのが最高だと思う一方で、もう一度出てきて美菜ちゃんが「期待して待っててください!」と一言だけ残して去っていく、みたいな妄想もしちゃってたから。
正直、最近のスフィアの曲はビビっと来ないんです。
曲調的には「Miracle shooter」とか大好きなはずなのに、なんか心が震えない。
なんでかなーって考えて、やっぱり僕の心がスフィアから離れてしまったからだと思いました。
これは人によると思うけど、僕はどのアーティストでもリアルタイムで追ってるときの曲をいちばん好きになる傾向があって、その曲だけでなくてそこに重なる思い出とか、なんかそういう付加価値みたいなのが影響してるのかなって思うんだけども。
もちろんライブで聴けば付加価値的なものはあるんだろうけど、なんかこう、なんでだろうね、その曲を初めて知ったタイミングでの熱量がそのまま曲への愛情に反映される感じ。
だから、古めな曲が多かった今回のセトリはぶっ刺さりまくりだった。
何の話をしたかったんだっけ。
曲についてだ。
MCでも言ってたけど、スフィアの曲って何だか凄くその時々で刺さるものだったりスフィアだから歌えるものが多くて
— せーはく⊿ (@sehaku_) 2017年11月12日
それだけ楽曲提供者が「これが私にとってのスフィア」というイメージを楽曲に託して、それをスフィアが体現して、そして「スフィア」が形成されていったんだなぁって思ったよ
こういうことなんですよ(雑
オォウこんな歌詞ズルいやんけ~とか、アカンこの旋律は涙腺ガバガバになってまう~とか、そういう曲たちは楽曲提供者にとってのスフィアを写す鏡になってると思った。
「スフィアにこんな曲を歌ってほしい」「スフィアならこういう曲を歌う」「こんなスフィアを見てみたい」「私の好きなスフィアはこんな人達」等々、色んな思いがあって曲を提供して…っていう、その曲たちが全部自己紹介みたいな。
例えば、「おたく」って辞書で引いたら「1.相手を敬ってその家をさす言葉/2.あることに熱中している人」みたいな具合にいくつか意味があるんですけど、「スフィア」の項目には「1.Future Stream」から「68.Endless Anniversary」まであるみたいな(68曲じゃなかったら超謝る)。
そんな曲たちを「スフィアの曲」にしてきたのは紛れもなくスフィアなんだけど、それは4人だけではなくて、4人のことを見てきた人たちがちゃんとそこに意味を見出してきたから、4人のことを解釈できるだけの愛があったから、スフィアの曲が成り立つんだと。
最近の曲が刺さらなくなったのってそういうのもあるんだろうなぁと思ったよ、愛が足りてないんだろう、きっと。
曲が刺さらないから愛を注げなくなったと思っていたけど、愛が足りないから曲が刺さらなくなったのか、なるほどなるほど初めて気付いた。
愛生ちゃんに向かって青色のサイリウムを振ってる自分が結構好きです。
いつからか分からないけど、スフィアから心が離れれば離れるほどに、スフィアライブでは(ソロコーナーやムンシグ・FS等以外)絶対青色を振ることにしています。
DDDDもずっと青だもんね、色を変えるのがめんどくさいわけじゃないからね。
ただの自己満だし小さなことだけど、ちゃんと自分は「スフィアの豊崎愛生」を応援してるんだって思いたいのかもしれない。
特に2日目なんかは4人全員をちゃんと見ようと思ったんだけど自然と愛生ちゃんばかりを目で追ってしまっていて、それはそれで良いんだけど10周年のときは25%ずつ…と言わずに100%ずつで4人を見たいなぁ。
話がまとまらない。
ここまで読んでくれてる人、辛抱強さと自分の暇さに自信持っていいゾ。
最初の方で「救われちゃいけない、甘えちゃいけないと思った」と書いたけど、じゃあスフィアがまた10周年で戻ってくる時までにどうしたらいいのか。
スフィアはほんっっとに凄いユニットで、彩陽さんが「スフィアは「スフィア」なんです」と言っていた通り。
だから、今いる人だけでなくて去って行った人に対して「あなたもスフィアです。嫌でもそうなんです」と言うことができるんだと思います。
うーん。
ひとことで表すならば、そんなスフィアに並びたい。
いつも愛生ちゃんに対して抱いている気持ちと同じで、引っ張られるんじゃなくて隣に立って、胸を張って同じ未来に向かって歩きたい。
書いててびっくりしたよ、俺ってスフィアと並びたいのか。
でもわりとしっくりくるから、きっと本心なんだな。
よし、そのための充電期間にしよう。
「あなたもスフィアです」という言葉に今は甘えていいから、そのかわり僕もスフィアならちゃんと充電しないといけないな。
隣に立って、の「隣」がどれくらいの距離感になるかは分からないけど、ちゃんとスフィアを好きでいられるようになりたい。
幕張に行ってよかった。
10周年が楽しみです。
おわり