2017年10月1日に、Zepp Osaka Baysideで行われた「雨宮天 音楽で彩るリサイタル」。
第二部だけ参加しました。
登壇者は雨宮天さん。
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東京公演の備忘録→20170924音楽で彩るリサイタル@東京 - せーはくの備忘録
開演18:30
終演19:33
セトリ。
01.異邦人 / 久保田早紀(1979)
MC1
02.シンデレラ・ハネムーン / 岩崎宏美(1978)
03.かもめが翔んだ日 / 渡辺真知子(1978)
MC2
04.恋に落ちて -Fall in love- / 小林明子(1985)
05.ラヴ・イズ・オーヴァー / 欧陽菲菲(1979)
06.ルビーの指環 / 寺尾聰(1981)
MC3
07.Close to you / カーペンターズ(1970)
MC4
08.DESIRE -情熱- / 中森明菜(1986)
09.CAT'S EYE / 杏里(1983)
MC5
10.irodori / 雨宮天(2017)
ステージの作りは東京と同じ。
衣装も同じでした。
以下被る部分が多いので、東京と違ったところを中心に。
01.異邦人 / 久保田早紀(1979)
MC1
イベントコンセプトの説明のあと、大阪について。
エスカレーターで右側に立って「大阪だー!」と感じたそう。
大阪に新幹線で来てすぐに会場入りしたそうだが、第二部の前にたこ焼きを食べたりして、少しだけ大阪を味わえたそうです。
「私のことを知ってもらえるようなイベントに」という言葉が印象的でした。
ちなみに、参加者のうち第一部にも参加していたのは6〜7割ほど。
MC2
渡辺真知子さんの曲では、他に「ブルー」「迷い道」なども好きとのこと。
先ほど披露した「シンデレラ・ハネムーン」や「かもめが翔んだ日」の振付について、「本家を知ってる方は、私が本家の真似をしてるのが分かる人もいるかもしれませんね」とやや照れ気味。
ピアノが登場し、「ここからは生ピアノで!」「おぉ〜!」に対して、「知ってるくせに!優しいねー!」というMCがホント楽しそう。
ピアノの橘さんはTrySailの歌全般を見てくれている先生で、メンバーが思いつきで提案したハモリ候補曲(「サザエさん」「あかね色」など)をナイスハーモニーにしてくれたお方。
大阪公演では、ピアノの楽譜台が無くなっていたように見えました。
04.恋に落ちて -Fall in love- / 小林明子(1985)
05.ラヴ・イズ・オーヴァー / 欧陽菲菲(1979)
大阪限定曲。
こちらも「恋に落ちて」と同じく、CD無しの生ピアノのみ。
なんかもー、凄かった。
低音がゴリゴリだったし、歌い終わりの余韻も引き寄せられたなぁ…。
ジャズ風のイントロが流れ、脚を組んで席に座り、左肩にかかっている髪を右のほうに流す仕草が超絶艶やかでした。
「ピアノ橘哲夫〜♪」の時、ステージ奥のカーテンに照らされた照明が、橘さんの後ろにあたる一番下手側だけ赤、ほかは青になっててカッコよかった。ことに気付いた。
MC3
「ラヴ・イズ・オーヴァー」について。
テレビで男性の芸人さんが熱唱していたことで曲を知ったそう。
バラードでありながら熱いところが好きらしい。
大阪限定をどれにするか迷ったものの、「"あんたを"という歌詞が大阪っぽい」という理由でこちらを選択。
07.Close to you / カーペンターズ(1970)
MC4
「私のためのイベントだと分かっているのに、いい雰囲気を作ってくれる皆さんに届けるような気持ち」で歌ったとのこと。
その言葉に続けて、「ピアノだと気持ちが入りやすいんですよね」「『歌を通して気持ちを届けたい』という気持ちに、このリサイタルを通して気付けました」と語っていました。
08.DESIRE -情熱- / 中森明菜(1986)
09.CAT'S EYE / 杏里(1983)
「こう歌ってみると大人っぽい曲が多くて」。
東京に続き、「青いドレスのセクシーガールだからじゃないですよ!そんなタイプじゃないですし!」と否定。
シングル、ライブのインフォメーション。
最後の挨拶。
「入場の時から様子がおかしいと思いませんでしたか?BGMがクラシックで、異様な雰囲気で」。
色々と不安なことや緊張感もあったものの、「4回やってみて、良かったと思っています」。
今回は70〜80年代の曲のみを歌ったが、もっと昔の曲や、逆に90年代の曲にも好きなものがあるらしい。
例として「真赤な太陽」「東京ブギウギ」を挙げていました。
「またこうしてリサイタルをやれたらいいなと思いますし、また来てくれたら嬉しいです!」。
10.irodori / 雨宮天(2017)
「皆さんへの気持ちを歌に乗せて歌うことができて良かったです」。
「やりたいことを臆せず口にして、たとえそれが挑戦であったとしても、挑戦していきたいです!」。
2階で見やすかったので、照明に注目してた。
このリサイタルを通して使われていたのが、客席後方(?)から雨宮さんを照らすスポットライト。
最初は普通に照らしてるのかなーと思いましたが、実はそうではなくて。
雨宮さんの後ろのカーテンに映る影の雨宮さんは、上下が反転していたんです。
そして、これは2階だから見えたと思うんだけど、その影の雨宮さんがステージ上に反射して通常の向きになり、本物の雨宮さんのすぐ横で同じ動きをしているように見えました。
その影がどんな演出意図だったかは分からないけど、僕の景色から見た影はとても儚く揺らいでいて、その横で青く強く存在する雨宮さんとは対照的…と思いきや、なんだか表裏一体だと思った。
感覚的なものにはなってしまうけど、今回のリサイタルで確かに雨宮さんは生き生きとしていて楽しそうだった、だけではなくて、めちゃくちゃはっきり見える蜃気楼みたいな、不思議な感じを受けたんです。
自身の「好き」を伝えようというその必死さがそう感じさせたのかもしれないけど、とにかくいい影でした。
あと、「irodori」の照明が少し違ったように感じた。
単に記憶違いかもしれないけどね。
個人的には、僕にとって大切な人のひとりと初めて連番した。
その人は愛生ちゃんのことをずっと見てきた人で、雨宮さんのことはそれほど詳しくない。
だからこそ来てほしくて、誘ったら快諾してくれて嬉しかったです。
このイベントについては「僕の好きな人が、好きな音楽を、好きなように歌うのを、好きなように浴びて帰るだけ」という説明をした。
僕の願い…もとい目論見としては、「僕の好きな人を好きになってもらいたい」というものがあったのだけど、そこはまぁ、成るように成るだろうし、押し付けるものでもない。
「音楽はいつだって自由だ」って、僕の好きなロックバンドがいつも言っている。
でも、きっと僕と同じような感覚を持っている人だと思うから、雨宮さんの魅力は伝わっているのだろう。
その人は終演後、「雨宮さんと愛生ちゃんは音楽の聴き方が違うんだね」と言っていた。
愛生ちゃんと雨宮さんを重ね合わせてくれたこととか、"音楽"という共通項からふたりのパーソナリティを見つめようとしてくれたこととか、本当に嬉しくて。
こういう立場で、こういう感想を言ってくれるんだろう、という予想はあったので驚きはしなかったし、東京公演後に僕が抱いた感想ととても近かったので(だから昨日の記事でも愛生ちゃんを引き合いに出した)、やっぱり僕らは近い感覚の持ち主なんだろう、と改めて思うことができた。
来てくれて本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
ひとつ言い忘れてた。
影の雨宮さんがさながら猫の目のように見えて、「やっぱり"青いドレスのセクシーガール"歌いたかっただけやろ!」と思いましたとさ。
おわり